センスウェイとピクスーが新たに提供するLoRaWAN対応のIoTセンサーサービス
Webiotは、センスウェイとピクスーが協力し、11種類のセンサーを手軽に選んで設置するだけで活用可能なIoTセンサーサービスをリリースしました。この新サービスは、事前の複雑な設定や大掛かりな設備投資を必要とせず、多様なセンサーから収集したデータを即座に利用できるのが特徴です。
新たなLoRaWAN通信サービスの活用
従来、Webiotがメインで展開していたBLE通信方式に加え、今回のリリースではセンスウェイのLoRaWAN通信サービス「SenseWay Mission Connect」と連携。これにより、センスウェイのサービスエリア内ではゲートウェイを設置せずとも利用が可能になりました。また、屋内で使用する際にはLoRaWAN屋内ゲートウェイを配置することで、広範囲をカバーし、電源ケーブルが不要な場所でもセンサーを設置できるようになります。
さらに、このサービスでは、既存の11種類のセンサーを選ぶことができ、WebhookやWebAPIを通じてIFTTTなどのクラウドサービスとも容易に接続できるため、開発の手間を削減し、迅速にIoTサービスを実現できます。これにより、企業や組織はIoTの導入が一層手軽になります。
さまざまなセンサーの選択肢
新たに導入されるセンサーには、温度/湿度/気圧センサー、加速度センサー、人感センサー、ボタンセンサーなど多種多様な機能があり、利用者のニーズに応じて選べるようになっています。具体的には、以下の11種類のセンサーが提供されます。
- - 温度/湿度/気圧センサー
- - 加速度センサー
- - 人感センサー
- - ボタンセンサー
- - CO2センサー
- - 超音波距離センサー
- - 照度センサー
- - 開閉センサー
- - 騒音センサー
- - 赤外線放射温度センサー
- - 着座センサー
このように、さまざまなデータ収集が可能となっており、オフィスや商業施設、学校など、中規模から大規模な施設での活用が期待されます。
目指す展開と将来のビジョン
センスウェイとピクスーは、既に1年間で1,000セット、さらに50,000デバイスの販売を目指しています。これに加え、実証実験プロジェクトやエンジニア向けのLPWA利用ハンズオンセミナーなど、多角的な取り組みを進める方針です。利用者がIoT技術を身近に感じ、運用できる環境を整えることに力を入れているのです。
センスウェイとピクスーについて
センスウェイは、長距離・低消費電力のLPWAを活用したIoTプラットフォームを提供し、ビジネス開発コンサルティングやIoT通信プラットフォームサービスを展開しています。一方、ピクスーは「Webiot」を開発・販売し、IoT専門のコンサルティングや受託開発を行う企業です。両社は、ノウハウを活かしながら、IoT市場での機会を広げていくことを目指しています。
今後、両社が掲げるビジョンに注目が集まります。使い勝手と効果を兼ね備えた新サービスが、企業のIoT導入を加速するきっかけとなることでしょう。