新しい価値を生む、BEFORE VINTAGE FURNITUREがミラノサローネで日本の木材の魅力を発信

北海道発の新たな家具ブランド

家具デザインが注目される中、2024年のミラノサローネに出展するBEFORE VINTAGE FURNITUREが話題を集めています。このブランドは、北海道の北見市で誕生し、将来的にヴィンテージとしての価値を持つ家具の製作に挑んでいる日本の新進気鋭のブランドです。

ブランドの誕生と理念

BEFORE VINTAGE FURNITUREは、2023年に設立され、見過ごされてきた木材に光を当て、その可能性を引き出すことを使命としています。新品の家具はもちろん重要ですが、時間が経過するにつれて価値が増すような家具を作ることが、このブランドの理想です。高品質な素材を熟練の職人が手掛けることにより、時間が経っても愛着を持てる家具に仕上げています。特に、オホーツク地区という厳しい自然環境で培った先人たちの知恵を尊重し、自然素材を活かしたモノづくりを目指しています。

木材の新たな価値

BEFORE VINTAGE FURNITUREが特に注目しているのは、「市流れ」の木材です。市場での需要が極めて低く、価格がつかないために破棄されがちな質の高い木材を、独自のルートで仕入れ、それを美しい家具として再生させています。これによって、環境に優しく、かつ手頃な価格帯で高品質な商品を提供することが可能になっています。

ただし、環境に配慮した製品であっても、すぐに壊れたり飽きが来るようなデザインでは意味がありません。BEFORE VINTAGE FURNITUREでは、耐久性と普遍的なデザインを重視しており、古典的な佇まいを持ちながらも、誰もが使いたくなる魅力的な商品を生み出しています。

未来への明るいビジョン

ミラノサローネ2024では、革新的なアイデアを展示し、新たな価値を生み出す試みとして家具を提案します。出展予定のアイテムは多岐に渡り、例えば「#3 Drawers」「#43 Chair」など、各商品は固有の番号で識別され、同じモデルであっても使用される木材によって一品一品が異なります。

さらに、購入後の追跡も行われており、各商品に関連する多様な情報が保存されています。将来的に手放すことがあっても、BEFORE VINTAGE FURNITUREが買取を行い、希少価値に応じた買い取り価格を提示することが可能です。この取り組みこそが、家具の長期的な価値を保証し、まるでヴィンテージワインのように未来へと投資できる楽しみを提供します。

最後に

今回のミラノサローネ参加は、BEFORE VINTAGE FURNITUREにとって大きな一歩です。厳しい自然環境を背景に、見過ごされてきた木材に新たな命を吹き込む試みが、どのように評価されるのか、非常に楽しみです。ブランドのウェブサイトや連絡先も用意されており、興味がある方はぜひチェックしてください。これからの展開が待ちきれない、北海道発の家具ブランドBEFORE VINTAGE FURNITUREに注目です。