農業界に革命をもたらすシステム「Farm OS」
2019年2月15日、神奈川県藤沢市の株式会社ファームオーエスから、新たな生産性管理SaaS型システム「Farm OS」が発売されました。このサービスは、農業の生産性と労務生産性の管理を効率的に行うために開発された、農業に特化したクラウド型ソフトウェアです。
「Farm OS」の開発背景と目的
「Farm OS」の背後には、代表の井出寿利氏が長年の農業経験から得た知識と課題意識があります。井出氏は自らがトマト生産者である中で、従業員を増やすことによる効率低下の原因を常に考えていました。これを改善したいとの思いから、生産量や雇用の管理技術を向上させるためのソフトウェア開発に取り組むことを決意しました。
開発には5年の歳月をかけ、エンジニアと共に労力を注ぎました。その結果、農業のハードウェアとソフトウェア(人)をつなぐ「OSとしてのサービス」を目指し、最終的に「Farm OS」という名称が付けられることになりました。
Farm OSが持つ7つの特徴
「Farm OS」は多様な機能を持ち、農業経営者にとって魅力的なツールとなることを目指しています。
1.
圧倒的な入力UI: 入力作業の負担を大幅に軽減し、作業者や管理者の効率を向上させます。
2.
圧倒的な集計機能: 単一作物の作業管理が容易になります。
3.
簡単な作業場所表示: 従業員の作業場所や内容をリアルタイムで把握可能です。
4.
便利な使用農薬管理: 圃場ごとの農薬を適切に管理し、誤入力を防ぎます。
5.
個人の実績表示: 各スタッフの作業量を自動でアカウントに表示し、モチベーションの向上につながります。
6.
収穫量入力: 作業入力からリアルタイムに確認ができ、収穫成果の把握をサポートします。
7.
安心のサポート体制: メールやLINE@、電話でのサポートで利用者の不安を解消します。
未来を見据えたビジョンとミッション
株式会社ファームオーエスは、Farm OSを通じて人と人、組織、農家と企業をつなぎ、農業経営の生産性を向上させることを目指しています。地域や国境を越えて情報を広め、グローバルなプラットフォーム企業を目指すという壮大なビジョンを持っています。
さらに、農業とIT、人が交わることで見えてくる社会的課題を解決し、魅力ある農業を創造することがミッションです。2025年までに3,000件の農業経営者を横につなげ、ビッグデータの活用やパートナーシップの構築を進めることを目標としています。
会社概要
法人名: 株式会社ファームオーエス
所在地: 神奈川県藤沢市宮原2420
設立: 2018年5月
代表者: 井出寿利
URL:
ファームオーエス公式サイト
事業内容: クラウド型ソフトウェアの開発・運営、農作物マッチングサイトの運営、人材紹介、企業研修など。
農業の未来を切り開く存在として、株式会社ファームオーエスのさらなる発展に期待が寄せられています。