熊本の半導体研修
2025-02-28 11:46:43

熊本県で進化する半導体研修、産学連携の新たな取り組み

熊本県で進化する半導体研修、産学連携の新たな取り組み



2023年2月13日と14日の両日、熊本県にて、日研トータルソーシング株式会社が主催する半導体研修が行われました。この研修は熊本県立高校の教職員21名を対象にしたもので、半導体業界のニーズに応えるために2回目の開催となりました。産学連携の重要性が増す中、受講者たちは業界の動向や新たな技術について学びました。

産業界の進展と人材育成の重要性



TSMCの熊本進出を契機に半導体関連の企業進出や工場増設が進み、熊本県では人材の育成が急務となっています。この研修は、文部科学省が2025年度予算案に人材育成のための拠点設立費用を計上していることからも、その重要性が伺えます。日研トータルソーシングは、この状況を受け止め、質の高い教育提供を目指し、2023年3月には熊本テクノセンターを半導体教育に特化した施設として拡張しました。

このテクノセンターでは、実践的な知識を持つ人材を育成すべく、半導体製造装置の故障調査から改善に至るまでのスキルを習得することが可能です。また、熊本テクノセンターで独自に開発された半導体搬送演習装置を用いて、今後の研修プログラムに反映させています。

教職員向け研修の内容



研修初日には、教員たちが半導体業界の役割についての講義と共に、設備の見学を行いました。午後には、半導体業務の基礎として、保守業務の実習が実施されました。実際の業務を見据えた実技訓練を通じて、教員たちはどのように生徒に知識を伝えるかを学びました。

参加した教員たちは、半導体業界の求人が増える中で、製造プロセスや仕事内容を理解することで生徒への指導を自信を持って行えるようになると期待を寄せました。また、今後ますます増加する需要に応えるため、他の学科の生徒たちにも半導体業界を理解させる環境を整えていく必要性が強調されました。

地域貢献と未来への取り組み



熊本県の教育庁からの依頼を受け、今後も様々な研修が計画されています。2023年11月から12月には玉名工業高等学校の生徒に向けた企業訪問とエンジニア実習が行われ、2024年に向けてもさらなる研修が用意されています。これにより、生徒たちのキャリア形成に寄与することが期待されています。

熊本県立水俣高等学校では2025年度から「半導体情報科」が開設され、日研トータルソーシングはカリキュラムの立ち上げにも注力しています。このような連携を通じて、将来の人材を育成し、地域の産業発展に寄与していく姿勢が示されています。

最後に



日研トータルソーシングは、半導体業界が求める人材を育成するため、今後も質の高い教育・研修を提供し続ける所存です。産学官の連携を強め、地域の人材育成に貢献することで、熊本県の経済にも大きな影響を及ぼすでしょう。今後の取り組みに期待したいところです。


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会社情報

会社名
日研トータルソーシング株式会社
住所
東京都大田区西蒲田7‐23-3日研第一ビル
電話番号

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