40歳のママが挑む片づけの力で社会を変革する物語
自分の生活が整わないと感じていた頃、私はただの「片づけられないワーママ」でした。外資系製薬会社で営業の仕事をしつつ、家庭ではすべての家事と育児を担い、「私ばかりが大変」と嘆いていた日々。言いたいことも言えず、心に余裕がなく、毎日眉間のしわが消えない生活を送っていました。そんな私がどうやって心の余裕を取り戻し、片づけのプロになったのでしょうか。
片づけとの出会い
私が「片づけ」と向き合うきっかけは、ある日、ふと立ち止まって「自分は何を求めているのか」を考えたことです。この問いかけに対する答えが、少しずつ私の心を解きほぐしていきました。片づけは、単に物を減らすことではなく、自分を取り戻すための大切な行為なのです。自分にとって本当に大切なものは何かを再確認することで、次第に心のこりが解消され、眉間のしわも減っていきました。
プロとしての挑戦
この体験を通じて、私は「片づけには人を変える力がある」と確信しました。その後、脱サラし、片付けのプロとして活動を始めました。オンラインでのコミュニティを通じて、多くの人と繋がり、100日間で「癒しのオウチ」をつくるプログラムを開発しました。このプログラムには、参加者から「無駄な買い物が減った」「家族が変わったと言ってくれた」など、心と暮らしが変化したという声が寄せられています。
日本における女性の負担
現在、日本では共働き世帯が過去最多を記録し、家庭内の家事や育児の負担が依然として女性に偏っています。これにより、女性の自己肯定感が低下するなどの問題も生じています。この状況を変えたいという思いから、法人の設立を決意しました。この法人を通じて、片づけがもたらす良い変化の輪を広げていきたいのです。
10年後の理想社会
私が描く10年後の未来は、子どもたちが片づけを楽しみながら学び、自分で選ぶ力を育む社会です。また、男性も片づけに対しての偏見を捨て、共に役割を分担することで、家族全体が幸せになれるような環境を作りたいと考えています。
取り組みの拡大
今後は、片付け訪問やオンラインプログラムを通じて、多くの女性たちにサポートを続けると同時に、教育現場や企業への講演・研修も行い、幅広い業種とのコラボレーションを目指していきます。片づけを通じて、心と環境を整え、満たすことが得意な社会を目指し、2025年5月30日に法人を設立します。この日は「ゴミゼロの日」にあたり、片づけを通じて環境問題にも寄与できることを願っています。
最後に
「片づけ」は心を整理し、自分らしく生きるための第一歩です。私はこの道を歩む中で、片づけの力で暮らしと社会がより良くなる未来を信じ、行動を起こし続けます。全ての人が自分らしく生きることができる社会を実現するために、これからも努力を続けていきます。