アルフレッサ、スマートシティ展で新サービス紹介
2025年11月にスペインのバルセロナで開催される世界最大級のスマートシティイベント「Smart City Expo World Congress (SCEWC)」において、医薬品流通のリーディングカンパニーであるアルフレッサ株式会社が、つくば市との共同で進めている新サービスを発表しました。このサービスは、個人の健康データに基づいて食生活を改善することを目的としており、生活習慣病予防に貢献することを目指しています。
サービスの内容
アルフレッサは、一般社団法人つくばスマートシティ協議会の加盟企業として、健康データを新たな食習慣形成に役立てることを目指しています。このプロジェクトは、国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構や沢井製薬株式会社と共同で進めており、PHR(パーソナルヘルスレコード)を活用した「Personalized Food Recommendation Service」の開発に取り組んでいます。PHRとは、体重や血圧、血糖値、食事内容など、個人の生活習慣に関連するデータを記録したものです。
展示されたサービスでは、沢井製薬が提供するPHRアプリ「SaluDi」を通じて記録された食事データを、農研機構が開発した食解析システムに連携させます。これにより、日本人の食事摂取基準に基づいて、提案される食材や適切な摂取量が提供されるのです。この新サービスは現在、オンラインでの栄養指導を含む実証事業が進行中であり、一般消費者におけるその効果を検証しています。
スマートシティ展の概要
毎年行われるSCEWCは、世界中から2万人以上の来場者と1,000社以上の出展者が集まる、スマートシティに関する国際的な交流の場です。2025年の開催は、140か国を超える国々からの参加が見込まれ、都市のデジタル化や環境問題、交通システムの革新など、多岐にわたるテーマについての最新の取り組みが発表されます。
開催期間は2025年11月4日から6日までで、会場はバルセロナのFira de Barcelona Gran Viaのジャパンパビリオン内となっています。
アルフレッサの企業概要
アルフレッサ株式会社は、1949年に設立され、医療用医薬品の卸売を中心に事業を展開してきました。病院や薬局に対して安全で信頼性の高い医療製品を提供し、健康に寄与するためのさまざまなソリューションを提供しています。また、全国約170拠点のネットワークを活かして、地域に根ざした医療の提供や、医療現場の業務効率化に寄与しています。
今後もアルフレッサは、技術革新を通じて持続可能な社会の実現に向けた取り組みを続けることでしょう。