範宙遊泳「心の声」
2024-05-01 17:30:01

「心の声など聞こえるか」: 現代社会の闇と愛を描く、範宙遊泳の傑作舞台

「心の声など聞こえるか」:現代社会の闇と愛を問う、範宙遊泳の衝撃作



2024年7月、東京芸術劇場シアターイーストにて、演劇集団「範宙遊泳」が、第66回岸田國士戯曲賞受賞作家である山本卓卓氏演出による話題作『心の声など聞こえるか』を上演します。2021年の初演から高い評価を受け、再演が決定した本作は、ゴミ問題をきっかけに、現代社会が抱える様々な問題を浮き彫りにする、社会派ドラマです。

ご近所トラブルから見える、現代社会の縮図



隣同士に住む2組の夫婦。些細なゴミ出しのトラブルから始まる物語は、次第に夫婦間の亀裂、SNS炎上、メディアの報道姿勢、そして環境問題へと発展していきます。一見、日常的な出来事のように見えるこれらの出来事が、巧みに織り交ぜられ、現代社会が抱える複雑な問題を鮮やかに描き出しています。

豪華キャスト陣が織りなす、人間の深層



本作には、福原冠さん、井神沙恵さん、石原朋香さん、狩野瑞樹さんといった実力派俳優陣に加え、作・演出を務める山本卓卓氏自身も出演。それぞれのキャラクターが抱える葛藤や苦悩が、繊細かつ力強い演技で表現されます。特に、炎上騒動に巻き込まれたコメンテーターの夫役を演じる福原冠さんの演技は、見どころの一つです。

音楽は曽我部恵一氏が担当



音楽は、ミュージシャンの曽我部恵一氏が担当。山本卓卓氏との交流から生まれた本作の音楽は、物語の深みと緊張感をさらに高めています。曽我部氏の独特な音楽性が、舞台全体に独特の雰囲気を与え、観る者の心を揺さぶります。

現代社会の様々な問題を提起する、重層的な物語



『心の声など聞こえるか』は、単なるご近所トラブル劇ではありません。炎上、メディアリンチ、ジェンダー格差、環境問題など、現代社会が直面する様々な問題が複雑に絡み合い、観る者に深い衝撃を与えます。しかし、それらの闇の中にあっても、人間の優しさや愛がしっかりと描かれている点も、本作の魅力の一つです。

期待が高まる、再演公演



2021年の初演に続き、2024年の再演が決定した『心の声など聞こえるか』。初演時の書評では、「私に聞こえていたのは誰の声なのか?」という問いかけが印象的な言葉として残っています。この問いかけは、現代社会を生きる私たち一人ひとりに向けられたメッセージでもあるのではないでしょうか。

この機会にぜひ、演劇集団「範宙遊泳」の傑作舞台『心の声など聞こえるか』を劇場で体感してください。

公演情報



日程: 2024年7月6日(土)~14日(日)
会場: 東京芸術劇場 シアターイースト
作・演出: 山本卓卓
出演: 福原冠、井神沙恵、石原朋香、狩野瑞樹、山本卓卓
音楽: 曽我部恵一
チケット発売: 5月18日(土) 10:00~
お問い合わせ: 合同会社範宙遊泳 (090-6182-1813, [email protected])
公式サイト: https://www.hanchuyuei2017.com/kokoronokoe2024

会社情報

会社名
合同会社範宙遊泳
住所
東京都世田谷区奥沢3-47-8奥沢センターマンション406
電話番号
090-6182-1813

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