マカオで光のアートイベント「ライトアップ・マカオ2025」が開催中

マカオで光のアートイベント「ライトアップ・マカオ2025」開催

マカオ政府観光局が主催する「ライトアップ・マカオ2025」は、2025年12月6日から2026年1月11日まで、マカオ半島の南湾区、北区、新口岸地区で行われます。今年のテーマは「Lightscape・Horizon（光の風景・地平線）」で、国内外のアーティストによって制作された28のインスタレーションが展開され、街全体が光で彩られる様子は圧巻です。

オープニングセレモニーの魅力

12月6日のオープニングセレモニーでは、マリア・ヘレナ・デ・セナ・フェルナンデス局長がイベントの意義を強調しました。「『観光×イベント』の融合で、都市空間を美しく彩るだけでなく、コミュニティの活気を生む存在です」と語り、観光客と地元住民が集うことで商業活動が活性化すると期待されています。

目を引くアートインスタレーション

中でも注目すべきは、マカオグランプリ博物館の外壁で行われる3Dプロジェクションマッピングショーです。毎日午後6時から10時までの間、15分ごとに開催され、見る者を魅了します。また、エリア各所では、ダンスや音楽、アートのパフォーマンスも予定されており、単なる観光地としての魅力だけでなく、アートイベントとしても大いに楽しめる内容です。

体験型ワークショップの充実

さらに、様々なワークショップも用意されています。コーヒー豆の挽き方を学んだり、ポルトガル風タイルペイントに挑戦したり、地元グルメを楽しむ機会もございます。これにより、観光客が地域文化に触れ、学びながら楽しむことができるのも魅力です。

シャトルバスの便利な運行

イベント期間中は、毎金曜日から日曜日、祝日の午後5時から10時まで、各エリアを便利に移動できる無料シャトルバスも運行しています。市内を巡りながら、様々なアートを楽しむことができ、充実した時間を過ごせるでしょう。

マカオの魅力と観光の動向

マカオは1999年にポルトガルから中国に返還され、約30㎢の面積に70万人が暮らす、世界で最も人口密度の高い地域の一つです。公用語は中国語とポルトガル語ですが、広東語や英語も広く話されています。近年では、2018年に開通した港珠澳大橋により、香港からのアクセスが格段に便利になりました。

これからの観光ターニングポイントとして、マカオ政府観光局は「世界観光とレジャーの中心地」としてのマカオをさらに発展させるため、様々な施策を展開しています。「ライトアップ・マカオ2025」は、その一環として地域活性化や観光誘致に寄与する重要なイベントとなることが期待されています。