黒毛和牛「善」が新たな市場へ進出
日本の焼肉ブランド「黒毛和牛 善」が、中国市場への進出を果たしました。インバリンクの代表、燕楠氏が筆頭株主として出資・参加し、中国1号店がオープンして1か月足らずで、累計流通総額247万元(約6,000万円相当)を達成したのです。この成功は、彼自身が現地調査から店舗運営まで手がけたことによるものです。
インバリンクの戦略
株式会社インバリンクは、東京都港区に本社を構える企業で、中国向けのマーケティング支援を数多く手がけています。燕氏が代表取締役を務める同社は、日本の飲食店を訪日中国人に集客するためのサポートを行ってきました。今回の「善」の中国進出も、彼の豊富な経験とノウハウが背景にありました。実際に「善」の店舗立ち上げに携わることで、中国の消費者ニーズに即したマーケティング戦略が確立されたのです。
市場調査から店舗運営までの実体験
燕楠氏は、現地法人「寧波和匠商業管理有限公司」を設立し、自らが統括する形で中国進出の一連のプロセスを経験しました。このプロセスには、市場調査や物件選定、さらにスタッフの採用や事業計画などが含まれ、すべてが彼の実践知として蓄積されています。それによってインバリンクは、訪日中国人集客の支援や日本の飲食ブランドの中国進出支援を強化することができるのです。
高級感と居心地の良さを両立した店舗
中国1号店では、日本のブランドイメージを大切にしつつ、中国市場に合わせた居心地の良い空間を演出しています。落ち着いた雰囲気の中、ゆったりと食事が楽しめる設計がされています。特に家族層やビジネス利用の方々にもマッチし、多様なニーズに応えるよう工夫されています。
メニューのローカライズ
中国の市場では、満足のいく食事だけでなく、メニューの多様性も重要視されています。そこで、「善」では日本では提供していない限定メニューも導入し、日本のブランドとしてのアイデンティティを保ちつつ、現地の消費者ニーズへの対応を進めています。これにより、食文化に即した新しい食体験を提供しているのです。
国内メディアへのアプローチ
オープンからわずか1か月で、「善」は中国最大級のプラットフォームである「大衆点評」と「抖音」を利用したマーケティング施策を展開し、素早く高い評価を得ました。大衆点評ではランキングで第2位を獲得するなど、その反響は多方面にわたります。公式広告を用いた戦略が功を奏したのです。現在では、28万人以上の露出があり、2,140件の注文を記録しました。
中国進出の可能性を広げるインバリンク
インバリンクは、中国市場での経験をもとに、日本飲食ブランドの中国市場進出を支援することに注力しています。具体的には、マーケティング施策だけでなく、出店や商品開発、現地法人設立など多岐にわたるサポートを行っています。これから中国市場に進出を考えている飲食ブランドは、彼らのノウハウを活用することで、スムーズに市場開拓を進めることができるでしょう。
企業情報
株式会社インバリンクは、東京都港区六本木に本社を構え、大阪にも営業所を有しています。燕楠氏が代表取締役を務め、美団・大衆点評の日本公式代理店として、日本の飲食店を支援しています。中国市場の理解を深めるための研究や情報収集も行っており、これからも日本の飲食店が成功を収めるための大きな力となるでしょう。