カレン・プライアー博士が日本に来る!
2025年10月4日から10月13日の間、神経可塑性の権威であるカレン・プライアー博士が日本の埼玉、東京、愛知、京都の4都市で講演会や研修会を開催することが決定しました。このイベントは一般社団法人Maorisの主催によるもので、最新の神経科学に基づく発達支援のリーダーシップを日本で体験できる貴重なチャンスです。
カレン・プライアー博士とは?
カレン・プライアー博士は、神経可塑性の専門家として知られ、発達支援において国際的に高く評価されています。彼女の理論「感覚によって脳は再配線できる」は、ダウン症や脳性まひ、発達障がい、事故の後遺症など多様な神経系の課題に取り組む上での指針となっています。博士が著した『脳をつなげばからだは変わる』は、発売直後から多くの反響を呼び、現在も全国各地での勉強会が盛況に行われています。
研修会の内容
この研修は、以下のポイントに基づいて展開されます:
- - 診断に縛られない支援:支援の枠組みを超え、神経系全体の働きを見直し、感覚刺激を通じて発達を支えます。
- - 脳を再配線するアプローチ:必要な感覚を見極め、子供が自分のペースで成長できるように導きます。
- - 科学と実践の融合:家庭でも取り入れやすいように、科学的根拠に基づいた実践的な内容が提供され、親が簡単に続けられる指導法に焦点を当てています。
このように、参加者は実際に家庭で試すことができる手法を学ぶことができ、自分たちの生活に自然に取り入れることが可能です。
Maorisの活動について
一般社団法人Maorisは、発達支援の重要性を認識し、教育とリハビリテーションを融合させた新しいモデルを探求しています。特に、「生活の中で自然に伸ばす」ことに焦点を当て、障がいのあるこどもを育てる保護者と支援者を結ぶ役割を果たしています。Maorisでは、保護者と支援者が「対等なパートナー」として協力することを重視し、具体的な方法論を提供しています。
講師プロフィール
カレン・プライアー博士は、理学療法士、自然療法士としての豊富な経験を有し、長年にわたる臨床の中で、広範な神経系の課題に取り組んできました。ダウン症、発達障がい、高齢者のリハビリやコロナ後の神経症状まで、様々な症例に対し感覚刺激を用いることで、確かな成果を上げています。現在、テネシー州で「Health Sphere Wellness Center」を運営し、多方面で活躍しています。
参加方法
セミナーや講演の参加に興味がある方は、一般社団法人Maorisの公式サイト(https://maoris.jp)を確認してください。予約や詳細情報が随時掲載されています。多くの方のご参加をお待ちしております。
終わりに
カレン・プライアー博士の来日は、発達障がいに対する理解を深め、最新のエビデンスに基づいた支援方法を学ぶ良い機会となります。この催しを通じて、多くの家庭・個人が新たな視点を得ることを期待しています。