日本通運が選定されたSAF活用事業について
2023年8月5日、日本通運株式会社(以下、日本通運)は、東京都が実施する助成事業「企業のScope3対応に向けた航空貨物輸送でのSAF活用促進事業」において、貨物代理店として選ばれました。この事業は、企業の供給チェーン全体のCO2排出量削減を目指す取り組みであり、特に航空貨物輸送におけるサステナブル航空燃料(SAF)の使用促進を図っています。
SAF活用の意義と支援内容
本事業は、荷主企業が貨物代理店を通じて航空貨物輸送を行う際、SAFの利用にかかる追加費用を東京都が支援するものです。支援期間は2025年3月末までで、選定された代理店を通じてのSAF使用に対し、追加料金の助成が行われます。これにより、企業は環境負荷の低減を図りながら、コストの負担を軽減できる期待があります。
日本通運は、NXグループとしてもサステナブルなソリューションの開発を重要な課題として位置付け、フィールドワークや新たなプログラムの提供を進めています。具体的には、ANAが提供する「SAF Flight Initiative」や「NX-GREEN SAF Program」への参加を通じて、SAFの普及促進を図っています。
NXグループのサステナビリティへのコミットメント
日本通運が所属するNXグループは、気候変動への対応を重視しています。2030年までに2013年比でCO2自社排出量の50%削減を目指し、2023年にはScience Based Targets initiative(SBTi)の認定取得に向けたコミットメントも表明しています。2050年にカーボンニュートラル社会を実現するため、SCOPE1,2,3全ての排出するCO2の削減を目指し、ステークホルダーと共に環境保全の意識を高めていく方針です。
これからの取り組み
今後もNXグループは環境への配慮を徹底し、持続可能な物流やサプライチェーンの構築に向けた取り組みを継続していきます。また、関心の高いSAFの活用を通じて、より良い地球環境の実現に向けた努力を惜しまない姿勢で挑んでいきます。これらの活動は、単なる企業の持続可能性向上に留まらず、社会全体への貢献も視野に入れた重要な取り組みと言えるでしょう。
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