FamilyMartVision広告が検索行動に与える影響とは？行動ログデータによる検証

FamilyMartVision広告による検索行動リフトの実証

株式会社ゲート・ワンは、ファミリーマート店舗内で運営するリテールメディアの一環として、FamilyMartVisionによる広告接触が消費者の行動に及ぼす影響について詳細な調査を実施しました。本調査は、PCやスマートフォンの行動ログデータを活用し、広告接触後の検索や閲覧行動の変化を確認することを目的としています。

調査の背景

ゲート・ワンはこれまで、FamilyMartVision広告の効果をアンケート調査によって検証してきました。その結果、400件以上の行動変容データを蓄積しています。今回は、店頭での広告接触がオンラインでの行動にもたらす影響を、可視化した形で捉えることに挑戦しました。特に、オフライン環境であるファミリーマート店舗内ゆえ、今までのオンライン広告とは異なるデータが期待されました。

検証結果

調査の結果、FamilyMartVisionの広告に接触した消費者は、放映前と比較して関連商材の検索行動が著しく増加したことが分かりました。広告接触者は、検索ワードの検索率が2.05倍、サイト閲覧率は1.35倍に上昇しています。この結果から、FamilyMartVisionは消費者の興味や関心を有意に高める存在であることが確認できました。更に、検索行動は単なるワード検索に留まらず、サイト訪問へとつながる一連の流れを作り出していることも示されています。

性別による違い

特に、調査を性別に分けると、男性の検索行動が際立つ結果を示しました。年代別のリフト値を見てみると、男性の30〜40代では5.50倍、50〜60代でも3.77倍という高いリフトが確認されました。これに対し、非接触者の検索スコアは低いため、広告接触が興味・関心の向上に寄与していると考えられます。

生活動線における広告接触の意義

本調査の結果、コンビニエンスストアでの日常的なショッピングシーンにおいて、FamilyMartVision広告への接触が実際の検索行動へと結びついていることが明らかになりました。特に、ノンエンデミックな商材やサービスに対する検索行動を促す効果は、広告主にとって貴重な知見となるでしょう。

調査概要

調査には、インテージ社の購買パネルを使用し、FamilyMartVisionの接触者と非接触者を明確に分けた上で、放映前・中・後での検索ワードとサイト閲覧の行動を確認しました。対象は全国の男女15〜69歳で、サンプル数は1,913件にわたります。

今後の展望

FamilyMartVisionによる広告の実際の効果を示すことができた今回の検証結果は、これからの広告主にとって新たな価値を提供するものです。さらに、ゲート・ワンは今後も様々な調査と分析を行い、広告の効果を高めるための情報提供を続けていく予定です。

FamilyMartVisionの概要

ファミリーマートは、日本全国で47都道府県に展開され、毎日1,500万人以上の顧客が訪れています。ゲート・ワンはこの店舗を媒体と捉え、大画面のデジタルサイネージを通じて様々な情報を配信しています。これにより、エリア別や時間帯別のターゲティング配信が可能となり、広告主にとっては新たな顧客接点を提供しています。