越谷市が新たに脱炭素コンソーシアムを設立
越谷市は、脱炭素社会の実現に向けた新しい取り組みとして「こしがや脱炭素コンソーシアム」を2024年7月25日に設立することを発表しました。これに伴い、NTT東日本埼玉南支店が参加し、地域の脱炭素推進や社会課題解決に向けた取り組みを強化していくことが期待されています。
1. コンソーシアム設立の背景
越谷市は2021年に「ゼロカーボンシティ」を宣言し、地域の脱炭素化に向けたさまざまな施策を進めてきました。しかし、市域のエネルギー需要に対して再生可能エネルギーのポテンシャルが不足していることから、地域内の市民や事業者、行政などが一丸となって課題解決に取り組む新たな体制の構築が求められていました。
その中で、NTT東日本は2023年度のコンソーシアム設立支援業務を受託し、その結果として本コンソーシアムへの参加が決定したと言います。NTT東日本は、地域特性を考慮した再生可能エネルギー利用の増加や地域課題の分析といった専門知識を活かし、コンソーシアムの設立を大きく後押ししました。
2. コンソーシアムの活動目標
本コンソーシアムの目標は、「2030年までに越谷市域からの温室効果ガス排出量を46%以上削減」と「環境面から社会・経済課題の解決を図ること」です。これを実現するために、メンバーは知識や技術を共有し、協力して具体的な施策を検討していきます。
さらに、温室効果ガス排出量の目標達成に向けた具体的な取り組みや、地域課題の同時解決に向けた施策の実施も行います。また、脱炭素に関する情報の提供や意見交換の場を設け、知識を共有し合うことが重要な活動の一部となります。
3. 設立総会の詳細
「こしがや脱炭素コンソーシアム」の設立総会は、2024年7月25日(木)14時30分から越谷市役所第二庁舎5階大会議室で開催される予定です。参加者には越谷市をはじめ、民間企業などが名を連ねており、多様な視点からの意見やアイディアの創出が期待されています。
参加企業には、AZ-COM丸和ホールディングス株式会社やイオンモール株式会社など、地域を代表する企業が含まれており、これらの連携により越谷市の持続可能な発展が促進されることでしょう。
4. 今後の展望
NTT東日本は、GX(グリーントランスフォーメーション)ソリューションを基に、スタートアップ企業との協働などを通じて、越谷市のために最適なソリューションを提案し、実装を進めていきます。このように、越谷市の脱炭素推進を総合的に支援する取り組みが今後期待されています。
5. お問い合わせ
本件に関する詳細は、NTT東日本埼玉南支店のビジネスイノベーション部まちづくりコーディネート担当までお問い合わせください。電話番号は048-229-2461となります。
越谷市の「こしがや脱炭素コンソーシアム」は、地域全体で脱炭素を目指し、未来の持続可能な社会を作るための一歩として注目されています。この取り組みにより、越谷市が全国的なモデルケースとなることが期待されます。