J-PEAKSシンポジウム
2025-04-27 23:45:21

岡山大学と信州大学、J-PEAKS連携シンポジウムで未来の社会変革を探る

国立大学法人岡山大学と信州大学は、2025年3月17日に「J-PEAKS連携シンポジウム」を開催しました。シンポジウムには、100名以上の参加者が集まり、研究発表や意見交換が行われました。

このシンポジウムは、両大学が共同で進める「地域中核・特色ある研究大学強化促進事業」(通称J-PEAKS)の一環として実施され、具体的には、研究の進展や大学の組織改革を促進し、共創の場を提供することを目的としています。特に、信州大学の「水」、岡山大学の「植物・光エネルギー」というテーマの相乗効果が期待されています。

シンポジウムでは、岡山大学異分野基礎科学研究所の仁科勇太教授が、「ナノカーボン×サーキュラーエコノミー × 岡山大学J-PEAKS:長期ビジョン2050」と題して、革新的炭素材料の開発について発表しました。仁科教授は、山方啓教授が発表した「光でつくる未来のエネルギー:水素製造材料の評価と潜在能力」といった最新の研究における光触媒の役割についても触れました。

また、信州大学からは手嶋勝弥機構長が「アースポジティブを実現する信大J-PEAKS」として、安全な水を生み出すための取り組みや実証実験の進捗を報告。久富隆史教授は、水素製造に向けた取り組みについて具体的な研究成果を発表しました。特に、高濃度の水素を輸送する際の安全性についても繰り返し試験を行っている点は注目に値します。

このような発表の後、研究者同士の意見交換が行われ、さらなる研究戦略の推進や大学改革についての取り組みが共有されました。岡山大学から河本雅紀課長が「社会と大学の変革を実現させる岡山大学の挑戦」と題して、J-PEAKS事業の概要とその意義を詳解しました。

信州大学からは土井達也准教授が登壇し、「アクア・リジェネレーション機構の信州発グローバル拠点化に向けて」というテーマで、環境整備や体制整備の重要性について述べました。最後に、日本学術振興会(JSPS)のサポーターである名古屋大学の藤巻朗副総長がオンラインで参加し、両大学の取り組みとスタッフの意気込みを称賛しました。

J-PEAKSは、今までにないスケールの大学支援プロジェクトであり、研究大学群の形成を通じて研究力の強化を目指しています。岡山大学は1450年の歴史を持ち、地域と地球の未来について共創していく意義を深めるべく、今後も様々な挑戦を続けていく予定です。地域や社会に対して新しい価値を提供するため、岡山大学と信州大学の今後の動きにぜひ注目していただきたいと思います。


画像1

画像2

画像3

画像4

画像5

画像6

画像7

画像8

画像9

画像10

画像11

画像12

会社情報

会社名
国立大学法人岡山大学
住所
岡山県岡山市北区津島中1-1-1 岡山大学津島キャンパス本部棟
電話番号
086-252-1111

関連リンク

サードペディア百科事典: 岡山県 岡山市 岡山大学 信州大学 J-PEAKS

Wiki3: 岡山県 岡山市 岡山大学 信州大学 J-PEAKS

トピックス(科学)

【記事の利用について】

タイトルと記事文章は、記事のあるページにリンクを張っていただければ、無料で利用できます。
※画像は、利用できませんのでご注意ください。

【リンクついて】

リンクフリーです。