新カリキュラムで一級建築士を目指す
近畿大学生物理工学部の人間環境デザイン工学科では、2025年度から新たに一級建築士の受験資格を取得するためのカリキュラムを導入します。これまでの二級建築士の受験資格に加え、高度な建築技術を学べるこのカリキュラムは、学生たちにとって新たなチャンスを提供します。
一級建築士とは?
一級建築士は、設計の範囲が広がる資格です。二級建築士が手がけることができる建物は主に戸建て住宅に限られていますが、一級建築士になることで、高層ビルや大型商業施設、公的な建物も任されるようになります。そして、この資格を持つ建築士はただ単に空間を作るのではなく、利用者にとって快適で機能的な環境を創造する使命があります。
多様な知識を身につける
現代の建築業界では、デザインだけでなく、環境保護や福祉、防災、心理学、情報通信、ロボティクスといった多様な分野の知識が求められます。これに対応するため、人間環境デザイン工学科では機械、電子、情報系エンジニアリングの知識を学び、複合的な視点から空間設計を行う能力を育成しています。この教育方針により、ただの建築士ではなく、未来の社会を担う新しいスタイルの建築士を育てることが可能となります。
新しいカリキュラムの概要
- - 適用時期: 2025年度(令和7年度)入学生から
- - 対象学科: 人間環境デザイン工学科
- - 募集定員: 80人
新たに導入されるカリキュラムでは、指定科目を修得することで、一級建築士の受験資格が得られます。このプログラムは、将来的に社会に貢献できる優れた建築士を育成するための大きなステップとなるでしょう。
人間環境デザイン工学科の目指すもの
人間環境デザイン工学科では、「人間」を取り巻く「環境」を豊かにするための知識と技術を習得することが教育の根幹です。日常生活に密接し、我々の生活を支える人工物を設計するために必要なスキルを身につけることを目的としています。これにより、学生たちは多岐にわたる選択肢の中から自分の進むべき道を見つけ、社会での活躍が期待されます。
終わりに
この新カリキュラムの導入により、近畿大学生物理工学部人間環境デザイン工学科は、建築士としての資格を通じて広がる未来の可能性を学生たちに提供します。未来のフィールドで活躍するために必要なスキルと知識を備えた建築士が、ここから育つことを期待しています。