セラピアンの新たな春夏コレクションが明らかに
2026年9月、イタリアのミラノでセラピアンは、次期春夏コレクション「不在、そして詩情」を発表しました。この発表は、Dimoregalleryとのコラボレーションを介して実現し、特別なインスタレーションが注目を集めました。
美しいヴィラ・モーツァルトの舞台
発表の場となったのは、アイコニックなインテリアで知られるヴィラ・モーツァルト。ここは、まるで映画のワンシーンのように、ミラノの女性の日常に観客を誘い込みます。コレクションの内容は、アートコレクターでありミラノの女性をテーマにしたラブストーリーの形で表現されています。彼女の美意識が光る選び抜かれたインテリアは、セラピアンの新作を引き立てる舞台となっています。
インスタレーションのテーマ「L’assenza, la poesia」
インスタレーションのタイトル「L’assenza, la poesia(不在、そして詩情)」には、空間そのものが不在の中にも存在を感じるという深い意義が込められています。Dimoregalleryは、この空間を「人々が不在でも生気を保ち続けるインテリア」と表現。全てのオブジェは、去った人物が帰ってくるのを待ちわびているかのように静かに佇んでいます。
このインスタレーションは、セラピアンの本社が位置するピエロ・ポルタルッピ設計の邸宅のクリエイティブな修復に基づいており、1930年代の装飾が今も息づいています。Dimoregalleryは高級主管の家具やオブジェ、テキスタイルを独自に解釈し、華やかでありながら現代的な印象を与える空間に仕上げました。
一貫したテーマとセラピアンの魅力
世代を超えて愛されるセラピアンのコレクションは、邸宅の物語を一層引き立て、それ自体が物語の主役となることで、まるで邸宅の住人と共に存在するかのように空間に浸透しています。第一のエリアには、レザー仕立てのアームチェアや真鍮のランプが調和し、特別な空間を演出しています。大理石のテーブルには、代表作であるマキシシークレットが洗練された存在感を放ちます。
次のエリアでは、住人の人物像がインテリアの選択を通じて浮かび上がります。歴史ある家具と共に、Dimoreがデザインした贅沢なアニマルプリントが施されたフリンジが装飾され、空間に活気を加えています。サロットには視覚的な探求が潜んでおり、それぞれの家具がストーリーと歴史を語っています。
それぞれのヴィトリンが持つ物語
各ヴィトリンには、セラピアン2027年春夏コレクションの異なるテーマが描かれています。第一のヴィトリンは、メスティエリ・ダルテの豊かな新作を展示し、色調はオフホワイトを基にしたフレッシュな仕上がり。続くヴィトリンには、セラドングリーンとペタルピンクを融合させた新たなモチーフが登場します。
特に注目すべきは、モザイコリボンのデザインで、バッグにダイナミックな表情をもたらします。色調はニュートラルな色合いにリボンのコンビネーションが添えられています。最後のヴィトリンでは、軽やかなウォレットが展示され、持ち運びに便利なアイテムへと生まれ変わっています。
時間を超えたインテリア
サロットでは、20世紀の著名デザイナーによる家具が配され、優雅かつ壮麗なインテリアがゲストを迎え入れます。ここでは、Dimoreの革新的なデザインの特徴と視覚的な違和感を感じさせる演出が施されています。この部屋に漂う雰囲気は、住人の物語をより深く探求させ、多様な解釈を可能にしています。
セラピアンの2027年春夏コレクションは、創造性に富んだ協業を通じて、文化・歴史への深い敬意を表しつつ、新たなクリエイティブな可能性を開拓します。CEOのマキシム・ボエは、このエキシビションの喜びを表現し、情感豊かな美の形を称える意義を強調しました。彼らの挑戦は、セラピアンの保守的な美意識を新たな時代へと導いています。