デジタルダイナミック、奈良生駒データセンターでの新たなGPUサーバー運用開始
デジタルダイナミック株式会社は、株式会社IDCフロンティアが管理する奈良生駒データセンター内にてGPUサーバーの運用を開始しました。この新たな運用拠点は、12月からスタートし、既存の東京府中データセンターに加わり、分散型AIインフラの強化を図ります。
背景
近年、生成AIの進展に伴い、GPUサーバーへの需要が急速に高まっています。企業や投資家にとって、自然災害などから重要な資産であるGPUサーバーをどう守るかは重要な課題です。デジタルダイナミックは、東京府中データセンターで大規模なGPUクラスタを運用してきましたが、リスク分散と安定した電力供給を求めて奈良生駒データセンターに拠点を設けました。
奈良生駒データセンターの特長
奈良生駒データセンターは、GPUサーバーの高負荷運用に適した最新の設備が整っています。以下にその主要な特長を挙げます。
1. 災害リスクの極小化
このデータセンターは、内陸部にあり海抜135mの位置に建設されています。津波リスクが極めて低い地域で、活断層からも約1.8km離れているため安全性が高いです。また、基礎免震構造を導入し、震度6強の地震にも耐えられるよう設計されています。このような立地条件は、お客様のGPUサーバーを物理的に守る上で大きな安心材料となります。
2. 電力供給の安定性
このデータセンターは、最大受電容量50MWを誇り、ラックごとに9kVA以上の電力供給が可能です。これは、高密度で運用されるGPUサーバーにとって有利な条件を提供します。さらに、非常用発電機が72時間連続運転できる状態にあり、万一の広域災害時でもサービスが継続される仕組みが整っています。
3. 最先端のセキュリティ
セキュリティ面でも、顔認証やQRコード認証を取り入れたタッチレスのシステムが導入されています。これにより、従来の物理的な鍵を使わずに高いセキュリティを実現。ネットワーク接続も、大阪・堂島エリアとの低遅延を実現しており、関西圏のIXへの接続性も非常に良好です。
今後の展望
奈良生駒データセンターでのGPUサーバーの運用開始によって、デジタルダイナミックは分散型AIデータセンター計画を一層進めることができるでしょう。今後は、関東、関西、九州、東北といった地域において、更なるサーバーの運用拠点を確保し、計算力の利用顧客に柔軟な対応を行います。
高品質なデータセンターでの推論AI時代のGPUクラスタ
この新たな運用は、莫大な計算資源を必要とするAI技術の発展に寄与することが期待されています。今後、こちらのデータセンターにおけるGPUクラスタがどのような新しい可能性をもたらすのか、非常に楽しみです。
デジタルダイナミック株式会社について
デジタルダイナミックは、東京都港区に本社を構え、最新技術を駆使したインフラ環境の提供を行っています。企業のニーズに応じて、安定かつ高効率なデータセンターを構築し続けることで、AI時代の進展に貢献していきます。
詳細については、
デジタルダイナミック公式サイトをご覧ください。