総合商社の深層に迫る書籍『商社ビジネス』が登場！

総合商社の全貌を解き明かす新刊『商社ビジネス』

株式会社クロスメディア・パブリッシングが、2025年9月19日に刊行する新書『商社ビジネス』は、商社業界の裏側を詳しく解説する決定版です。著者は、伊藤忠商事に22年間勤務した経歴を持つ佐野智弘氏で、現在は商社就活カレッジを主宰しています。著者が描く本書では、商社がいかにして年収1500万円を超え、学生の人気ランキングでも常に上位を維持しているのか、その理由に迫ります。

商社の4つの強み

この新刊は、商社が100年以上にわたり成長を続け、1兆円の利益を生む背景にある要因についても触れています。「企業理念」「自己変革」「グローバル」「人的資本」の4つの要因が商社の成功の礎となっていることが強調されています。そして、これらは「ビジネスモデル」「事業領域」「アセット」「リスクマネジメント」「人財」による総合力を形成し、他業界では真似できない優位性を生み出しています。

商社のビジネス戦略

本書では商社の収益の二本柱、すなわち「トレーディング」と「事業投資・事業経営」についても詳しく述べられています。具体的な事例を交えながら、ファミリーマートやローソンといった普段私たちが利用している企業から、国際的な資源開発、再生可能エネルギー事業に至るまで、商社が社会のインフラをどう支えているのかが示されています。また、デジタルトランスフォーメーション（DX）や持続可能性への取り組みといった最新の動向にも触れています。

商社の人材育成とキャリア戦略

著者自身の人事経験をもとに、商社の人材戦略や働き方改革、女性の活躍推進、海外駐在の実態についても詳述されています。なぜ商社が多くの学生から選ばれるのか、なぜその平均年収が高いのかといった疑問にも答えています。また、商社で成功するためのキャリア戦略や、配属の際に気をつけるべきポイントについても具体的なアドバイスが掲載されています。