Player Oneが新天体撮影用CMOSカメラ「XENA 585M」を発表
株式会社サイトロンジャパンは、2026年6月9日に、Player One Astronomy社製の新しい天体撮影用CMOSカメラ「XENA 585M」を発売することを発表しました。このカメラは、天体観察や撮影を愛する人々に向けて設計されており、多くの新機能や高性能なハードウェアを備えています。
製品概要
XENA 585Mは、SONY製の新しい裏面照射型モノクロCMOSセンサーIMX585を採用しています。このセンサーは、約830万画素の解像度を提供し、2.9μmのピクセルサイズを持ち、47ke-のフルウェル容量を実現しています。そのため、さまざまな天体撮影シーンにおいて急速に変化する明暗を見事に捉えることが可能です。
高い階調表現と低ノイズ
最大の飽和電荷容量を活かすことで、ダイナミックレンジを広げ、さらに629以上のゲインで自動的にHCG(ハイコンバージョンゲイン)モードに切り替わります。このモードでは、読み出しノイズを最小限に押さえつつ、0.7e-という驚異的な低ノイズ性能を実現しています。また、キャッシュメモリとしてDDR3 128MBを搭載し、フレームドロップを防ぐことで撮影時の安定性を向上させています。
HDRモードとノンアンプグロー機能
XENA 585Mは、HDR(ハイダイナミックレンジ)モードにも対応しており、特殊なキャプチャーソフトを使用することで、月や太陽など輝度差の大きい対象の撮影が容易に行えます。ただし、すべての対象にHDR効果が施されるわけではありませんので注意が必要です。
さらには、ノンアンプグロー機能を搭載しており、センサーや回路による熱の影響を軽減。これにより、長時間露光での高クオリティの画像を保つことが可能になりました。
デッドピクセルサプレッション機能
XENA 585Mには、DPS(デッドピクセルサプレッション)機能も搭載。これにより不要なホットピクセルやクールピクセルを自動的に取り除き、高品質な画像を生成することができます。ダーク減算をせずとも良好な撮影結果を得られるのが特徴です。
安全性を考慮した設計
このカメラは、過電流や過電圧を保護するシステムも内蔵しており、USBから供給される電源に異常があった場合でも安全に運用できる設計となっています。
主な仕様
- - センサー: SONY IMX585(モノクロ)
- - 解像度: 約830万画素
- - 最大飽和電荷: 47ke-
- - シャッター速度: 32μs〜2000s
- - データポート: USB3.0 / USB2.0
- - 質量: 約65g
まとめ
XENA 585Mは、天体撮影に求められるさまざまな要素を兼ね備えたカメラで、届いた情景の美しさを最大限に表現することができる製品です。天体望遠鏡専門店と直営店限定での販売となり、税込予想市場価格は約72,000円の見込みです。この新しいカメラで、あなたの天体観測がより一段と素晴らしいものになることでしょう。
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