Smart書記が独立
2020-03-12 10:10:08
音声自動文字起こし「Smart書記」が独立、8500万円の資金調達を実施
エピックベースが音声文字起こし市場に新風を巻き起こす
エピックベース株式会社は、音声自動文字起こしサービス「Smart書記」を展開し、株式会社メディアドゥから独立したことを発表しました。この独立に伴い、メディアドゥホールディングスやベンチャーキャピタルのCoral Capital、さらには個人投資家から、合計で8500万円の資金調達を実現しました。
「Smart書記」とは何か?
「Smart書記」は、2017年10月から徳島県との共同プロジェクトとして始まりました。長期間の実証実験を経て、2018年6月には正式なサービスとして提供が開始されました。以来、800社以上のユーザーに利用されているこのサービスは、主に企業の会議や商談の内容を音声から文字起こしすることを目的としています。
最大の特徴は、高い認識精度と即時の編集機能です。マイクが拾った音声を瞬時に文字化し、利用者はその場で必要に応じて編集を行うことができます。このため、ビジネスシーンでのコミュニケーションをスムーズに記録し、情報の共有を迅速に進めることが可能です。
独立の目的と今後の展望
エピックベースの設立により、会社としての独立性を強化し、経営効率を向上させることができます。新たな経営方針のもと、事業がよりスピーディに進行することが期待されています。今後は、メディアドゥと協力しながらも、自社のブランド力を高めていく方針です。
投資家たちの期待
新たに投資を行った投資家たちも、エピックベースの可能性について高く評価しています。Coral Capitalの澤山氏は、「このサービスはビジネスの基本であるコミュニケーションデータを活用可能にし、大きなインパクトが期待できる」と述べています。
メディアドゥの藤田氏は、この事業が持つ市場の成長性を考慮し、スピード重視のカーブアウトを決めたとし、エピックベースの成長を全面的に支援する意向を示しました。また、SmartHRの関係者も松田氏との再会を喜び、「Smart書記がビジネスシーンを変えていく可能性がある」と強調しています。
代表の決意
エピックベースの代表取締役社長である松田氏は、多くの支援者への感謝の意を表し、今後より良いプロダクトを提供するために努力を重ねることを誓いました。音声技術の進化と共に、プロダクトも進化し続けると力強く宣言しています。
音声ビジネスの可能性は広がる一方です。5Gなど、新しい通信技術の普及にともない、今後「Smart書記」はさらに多様なシーンで活用されていくことでしょう。エピックベースは、これからの成長を見据え、引き続き市場をリードしていく姿勢を示しています。
まとめ
エピックベースの独立と資金調達は、今後の音声自動文字起こしサービス市場における重要な一歩であると言えます。ビジネスで求められる効率化と情報共有のニーズに応え、さらなるサービス向上を目指す「Smart書記」の今後に大いに期待が寄せられています。
会社情報
- 会社名
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エピックベース株式会社
- 住所
- 東京都品川区西五反田5-1-3
- 電話番号
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