環境価値創出型サブスク「ChaaS」の進展
Blue Farm株式会社が、株式会社JTBコミュニケーションデザインとの契約を発表し、サブスクリプションサービス「ChaaS(茶畑 as a Service)」の展開を一層加速させることになりました。この新しい取り組みは、企業が自社の飲料をサステナブルなお茶飲料に変更することで、茶畑の保全活動や炭素削減、生物多様性保全に貢献できる点が特徴です。
ChaaSとは?
「ChaaS」は、企業が接待やセミナー等で利用する飲料を環境に配慮したお茶飲料に単純に置き換えることにより、簡単に持続可能性を実現する仕組みです。これにより、企業活動を行いながら、茶農家の持続的な運営にも寄与します。企業が手軽に社会貢献を行える点が、特に注目されている要素です。
JTBコミュニケーションデザインとの契約の背景
JTBコミュニケーションデザインは、持続可能な観光の推進や企業のSDGs(持続可能な開発目標)への取り組みを支援してきました。同社はこれまでにも、再生可能エネルギーを用いた「CO₂ゼロMICE®」や、カーボンオフセットを利用する「CO₂ゼロSTAY®」などの環境配慮型サービスを展開しており、「ChaaS」はこれらの取り組みと親和性が高いとされています。これにより、企業は環境に配慮しながらブランド価値を高めることができるようになります。
Blue Farmの役割
Blue Farmの青木大輔代表取締役は、企業のESG対応の重要性が高まる中で、同社のサービスの普及が持続可能な事業活動を後押しするとしています。契約によって、JTBの広範なネットワークを活用した支援が実現し、より多くの企業が環境価値創出に取り組むチャンスが広がります。
今後の展望
Blue FarmとJTBは、契約を基にさらなる「ChaaS」の普及を目指しています。今後も、企業の持つサステナビリティ戦略を支える新たなソリューションの提供を行い、持続可能な社会の実現に向けて取り組みを強化していくとしています。
Blue Farmについて
Blue Farmは2021年に設立され、「社会を健康にする会社」のビジョンを掲げています。静岡県内の山間地域の茶畑と企業を結びつけ、持続可能なお茶産業の構築や企業のESG対応を支援しています。茶畑は日本全国で約900億円の環境効果が期待されており、これを顕在化させることで農業の持続可能性にも寄与していきます。「お茶を通じて未来を変える」という理念のもと、公式ウェブサイトでさらに詳細な情報が発信されています。
関連企業の情報
所在地:静岡県浜松市中央区鍛冶町100-1 ザザシティ浜松中央館 B1F
公式サイト
所在地:東京都港区芝3丁目23-1 セレスティン芝三井ビルディング12階
公式サイト
Blue FarmとJTBの提携は、企業による環境対応の新たなパラダイムを築く可能性を秘めています。これからの展開に注目です。