アラブ映画特集 – 東京外国語大学で記憶を紡ぐ上映会
2025年7月14日と19日、東京外国語大学でアラブ映画特集が開催されます。今回は、運動と紛争の記憶をテーマにした2本のドキュメンタリー映画が上映され、その後には専門家による解説やトークセッションも行われます。
第1回上映 – 『フェミニスト・インシャッラー:アラブ・フェミニズムの歴史を語る』
上映詳細
- - 日程: 2025年7月14日(月)18:00開映
- - 会場: 東京外国語大学 アゴラ・グローバル プロメテウス・ホール
- - 作品情報: 2014年制作、52分、アラビア語・フランス語。
- - あらすじ: 100年以上にわたるアラブ地域のフェミニズム運動を紹介。エジプトやモロッコなどでの女性の解放がナショナリズムや植民地主義にどのように影響されたかを、未公開アーカイブや活動家のインタビューを交えて探る。
このセッションでは、東京外国語大学の後藤絵美准教授が解説を行い、エジプト・カイロ大学のカラム・アッバース講師や亜細亜大学の岡崎弘樹准教授などとパネルディスカッションも行われます。
参加方法
入場は無料ですが、501名の先着制のため事前登録が必要です。詳細は
こちらで確認してください。
第2回上映 – 『土地と海』
上映詳細
- - 日程: 2025年7月19日(土)14:00開映
- - 会場: 東京外国語大学 アゴラ・グローバル プロメテウス・ホール
- - 作品情報: 2023年制作、73分、アラビア語。
- - あらすじ: レバノン内戦から50年、未だ埋もれた多くの遺体とその背後にある家族の悲しみに焦点を当てる。暴力や死の記憶を都市の風景と重ねながら、未解決の問題と向き合う重要性を問いかけます。
ここでも専門家によるトークが予定されており、証言者の声を重視した映像の意味について深く議論します。
参加方法
こちらも入場無料ながら、事前登録が必要です。詳しくは
こちらを確認してください。
まとめ
東京外国語大学でのアラブ映画特集は、未だ多くの影響を残すアラブ地域の問題を映像を通じて広く知る貴重な機会です。社会問題、歴史、特に女性の権利と記憶の継承について多角的に考える良いきっかけとなるでしょう。ぜひこの機会を逃さず、参加してみてください。
特に、アラブ映画の社会的背景や現代における意義を学ぶことは、私たちの生活に多くの示唆を与えてくれるでしょう。ドキュメンタリー映画がどのように私たちの思考を刺激するか、ぜひご自身の目で確かめてください。