EC事業者向け積立決済SaaS「Respo」がネクストエンジンと連携開始

EC事業者向け積立決済SaaS「Respo」

最近、株式会社リスポが提供するEC向けの積立決済SaaS「Respo」が、NE株式会社の「ネクストエンジン」とのシステム連携を始めたことが発表されました。この連携により、EC事業者は「Respo」の「積立決済機能」を、自社運営の受注、在庫、出荷フローに容易に取り入れることが可能になります。

背景とニーズの高まり

近年、EC市場では「積立決済機能」への欲求が急増しています。特に高価な商品の購入を目指す中長期的な関係の構築や、顧客生涯価値（LTV）の向上を目指す動きが進んでいます。従来の一括購入や後払いに加えて、顧客に新たな選択肢を提供する「積立購入」が注目されているのです。リスポは、こうした流れに応える形で、EC事業者がコストを抑えて「積立決済機能」を導入できるように支援を強化しています。

今回の「ネクストエンジン」との連携により、受注情報が自動的に取り込まれ、在庫や出荷情報が迅速に反映される仕組みが実現しました。「積立購入Respo自動連携アプリ」をインストールするだけで、複雑な初期設定を行わずに連携が完了し、運用フローに対する影響を最小限にとどめることができます。

連携による自動化のメリット

1. 自動受注情報取り込み

「Respo」で積立決済が行われると、その情報が自動で「ネクストエンジン」に入力され、受注伝票が生成され、在庫状況も自動で更新されます。

2. スムーズな出荷処理

顧客の情報や配送先の住所がシステムに自動反映されるため、出荷処理が非常に軽快になります。これにより、業務の効率化が図れるのです。

3. リアルタイムな在庫管理

「ネクストエンジン」から在庫状況が「Respo」にリアルタイムで連携されるため、過剰在庫や欠品のリスクを抑えることが可能になりました。これにより、EC事業者は安心して業務を進めることができます。

ネクストエンジンのご紹介

「ネクストエンジン」は、EC事業者向けに設計されたSaaS型プラットフォームで、受注、発注、仕入、在庫、商品情報など、ネットショップの運営に必要な業務を統括し、効率的な運営を支援します。その特徴には、50以上のモールに対応し、豊富な機能が集約されていることが挙げられます。契約社数は2025年1月31日現在で6489社を数え、業種や規模を問わず多くの企業に利用されています。

連携に対する期待

株式会社リスポのプロダクト責任者・吉野晟司氏は、「ネクストエンジンとの連携によって、EC事業者が新たな運用フローを構築せずに、Respoの積立決済機能を簡単に導入できることになりました」と意義を述べています。また、この連携は顧客との継続的な関係構築やLTVの向上などの新たなバリューを提供することにもつながるとしています。

「Respo」の特長と導入のメリット

「Respo」は、EC事業者向けの積立決済機能を提供するサービスで、消費者が計画的に商品を購入することを可能にする「Save Now, Buy Later（SNBL）」モデルを採用しています。この仕組みにより、事業者は新たな決済手段を無負荷で導入でき、顧客ロイヤリティの向上やエンゲージメントの強化が実現できます。導入は簡単で、タグを埋め込むだけで済み、多様な業種に対応しているため、今後も幅広い業界への展開が期待されています。

具体的な導入のメリットとしては、