三宅裕司が昭和の名曲に迫る!
2023年2月13日、BS日テレで放送される「三宅裕司の昭和うた旅」では、昭和の名曲に秘められた物語が明らかになります。三宅裕司が訪れるのは、石川さゆりの「天城越え」と五木ひろしの「よこはま・たそがれ」の舞台。歌詞の背後にある深い意味や、意外な誕生秘話を探る旅に出発します!
天城越えの舞台、浄蓮の滝
三宅がまず訪れたのは「天城越え」の歌詞に登場する浄蓮の滝です。この滝は日本の滝100選にも選ばれており、訪れる人を惹きつけます。その場に立った三宅は、滝の美しさに感動しながら、「男女の情念を感じる」と語ります。実は、この歌の歌詞の中で表現されている過激な部分が、最初は石川さゆりにとっては歌えないものであると言われていました。しかし、作詞家・吉岡治の言葉によって彼女は納得したのです。その言葉とは何だったのか、視聴者はその謎に目を向けることになりそうです。
温泉宿「白壁荘」での合宿
続いて三宅は、曲作りのために吉岡治と作曲家・弦哲也が合宿を行ったという「白壁荘」を訪れます。この宿には当時の様子を知る宿の大女将がいるため、貴重な証言が得られることでしょう。さらに、弦哲也にインタビューした結果、彼が最初に作った「天城越え」は全く異なる曲だったことが明らかに。合宿に向かう際に渡された歌詞をもとに曲作りを始めた弦ですが、天城に到着するや否や全てを作り直さざるを得なくなったという驚きの展開が待っています。
わさび沢の秘密
次に三宅は、歌詞に登場する「わさび沢」に向かいます。ここではわさび農園の方から話を聞き、採れたてのわさびを使った美味しいわさびご飯を堪能します。歌詞に「わさび沢」を盛り込んだ理由について考えていく中で、意外な事実が見えてくるかもしれません。
山が燃える、風の群れ
その後、歌詞の「山が燃える」の解釈に移ります。三宅は秋の紅葉を連想しますが、わさび農園の方からは「天城山が燃えているように見える朝の光景」の話が飛び出し、さらなる考察が促されます。さらに、弦哲也が推薦した天城隧道も訪れることに。このトンネルに入った際、強風が吹き抜け、歌詞に出てくる“風の群れ”を実体験します。そして、吉岡治がどうしてトンネルの光景を歌詞に取り入れたのか語られます。
隠された人物の存在
その後、三宅は歌詞の「あなたと越えたい天城越え」の意味について考察を深めます。その中で、吉岡治が生前に語った歌詞の隠れた意図に触れ、実はもう一人の登場人物がいることが判明。彼が感じた「天城越え」の真実とは何か、歴史上の人物に関する考察が展開されます。
横浜の夜景と「よこはま・たそがれ」
次に横浜へ向かった三宅は、五木ひろしの「よこはま・たそがれ」の舞台となった場所を巡ります。歌詞に並べられた名詞の背後には、山口洋子の挑戦状のような意味合いがあったとの証言があります。さらには、その歌詞に登場する「ホテルの小部屋」のモデルとなった実在する場所も訪れ、半世紀以上の横浜の魅力について語られます。五木自身がこの名曲の魅力を語り、放送の最後では彼の熱唱を楽しむことができるでしょう。
三宅裕司が織りなすこの音楽の旅は、ただの歌の紹介に留まらず、背後にある人々の思いや歴史が語られる貴重な時間です。昭和を感じる珠玉の名曲の数々、視聴者はその魅力に引き込まれることでしょう。