WHERENESSの新たな試み
本日、新たなクラウドサービス『WHERENESS(ウェアネス)』の公式サイトが発表されました。このサービスは、文化芸術や教育、科学研究に関する体験を360°メディアを通じて再構築できるプラットフォームです。ユーザーは自ら撮影した360°映像や写真をアップロードし、簡単にバーチャルツアーを作成できるのが特徴です。
WHERENESSの基本機能
WHERENESSを使用すると、360°動画を簡単に編集し、自分のペースで体験を共有することができます。データは全てクラウドに保存されるため、PCのストレージを気にせずアクセス可能。特に、オンラインでの同時編集も可能になるため、チームでの共同作業にもマッチしています。また、URLを介して簡単に体験をシェアでき、特定のメンバーにだけアクセスを許可することもできます。
バーチャルツアーの価値
WHERENESSは、文化芸術の記録方法を一新することを目指しています。現代には十数万点以上の美術館や博物館が存在し、多くの展覧会が開催されていますが、そのほとんどは短期間で終わってしまいます。これを受け、アクチュアル株式会社は2017年からART360°というプロジェクトを運営し、アートを記録し、未来の人々からも体験できるようにすべく取り組んできました。
WHERENESSの3つのポイント
1.
360°動画に対応: WHERENESSは、静止画だけでなく、360°動画を利用した構築も可能です。インスタレーションやパフォーマンスなど、時間軸を含む体験が楽しめます。
2.
制作フローの簡略化: 従来のバーチャルツアー制作に必要なコストと時間を大幅に削減。クラウド上での編集により、手間を軽減し、効率的に制作できます。
3.
収益化の機会: WHERENESSには、バーチャルミュージアムツアーのチケット販売機能があります。これにより、持続可能な保存と収益化を同時に実現できます。
今後の展望
WHERENESSは、2023年春にはβ版のリリースを予定しています。その際には、VRヘッドセット対応やチーム管理機能、分析レポート機能なども搭載される予定で、より進化したサービスを提供する見込みです。加えて、映像制作企業やクリエイターとのパートナーシップを通じて、さらなるサービス向上を目指しています。
会社情報
アクチュアル株式会社は、京都と神奈川に拠点を構える企業で、360°メディアを駆使してリアルとヴァーチャルの体験を融合させる取り組みを行っています。今後の展開に注目です。公式サイトは
こちらから。