2025年2月27日、公益財団法人日本フィランソロピック財団は、第2回「子どもすこやか基金」の助成先を発表しました。この基金は、経済的に厳しい状況下に置かれた日本の子どもたちを支援するために設立されており、円滑な生活をサポートする活動を目的としています。今回は3つの団体が助成を受けることになり、総額は14,865,200円です。
第2回助成先団体と事業内容
以下の3団体が選ばれました。
1.
特定非営利活動法人アクセプト・インターナショナル (東京都)
事業名:難民認定申請世帯の子どもたちへの包括支援
助成金額:4,966,000円
2.
一般社団法人子どもの居場所こばんち (沖縄県)
事業名:こばんち食支援・居場所事業2025
助成金額:4,900,000円
3.
特定非営利活動法人Future Seeds (岩手県)
事業名:ひとり親家庭の子ども等への食料及び日用品の無償提供と学びの場の提供事業
助成金額:4,999,200円
これらの団体は、それぞれの地域で特有の困難に直面している子どもたちへの具体的な支援を行います。例えば、難民家族の子どもたちには包括的に必要な支援が提供され、沖縄県では「居場所」としての役割を果たすことが期待されています。また、岩手県では、ひとり親家庭に対して食糧や学ぶ機会を提供するプログラムが推進されます。
子どもすこやか基金の背景
日本国内では、自動的に支援が行き届かない多くの子どもたちが存在しています。2021年の資料によれば、日本の子どもの相対的貧困率は11.5%であり、約9人に1人が貧困ライン以下の生活をしています。この状況は、COVID-19パンデミック以降、特に深刻化しており、物価の上昇により困難な家庭はさらに増えているのが現実です。
このような中で「子どもすこやか基金」は、特に支援を必要とする乳幼児や小学生を対象に、健康的な生活を支えるための手助けを行うために設立されました。支援内容には、生活必需品である食品や日用品の迅速な提供が含まれています。こうした取り組みを通して、困窮する子どもたちの生活を少しでも楽にすることが狙いとなっています。
お問い合わせについて
この助成活動や、基金に関する詳細情報は、日本フィランソロピック財団の公式ウェブサイトに記載されています。お問い合わせは、同財団の代表メールアドレスから可能ですので、興味のある方はぜひご連絡ください。
財団の理念と活動
公益財団法人日本フィランソロピック財団は、2020年に設立された組織で、社会貢献を目的とした資金提供を行っています。寄附を募り、それを基金として管理運営し、助成金や奨学金、さらには顕彰などの活動を通じて、未来への投資としての意義ある寄附を促進しています。社会がよりよい方向へ向かうよう、個々の思いを育て、広めていくことが目標です。詳しくは公式ウェブサイトをご覧ください。
日本フィランソロピック財団のホームページ