新たな未来を着実に築く「OKHOTSK BLUE VISION」
北海道の道東地域を舞台に、地域プロデュース組織「ドット道東」と「LIVE DESIGN School」がタッグを組んで、デザイン経営プログラム「OKHOTSK BLUE VISION」を展開します。北見市の委託を受けてによるこのプログラムは、地域の課題解決と持続可能な発展を目指しています。
「ドット道東」とは?
2019年に設立された一般社団法人ドット道東は、オホーツク、釧路、十勝、根室といった道東エリアに根ざしている地域プロデュース組織です。彼らの理念は「理想を実現できる道東にする」というもので、地域ブランディングや広告制作、出版業、地域活性化支援など多岐にわたる事業を展開しています。特に、地域の特性を深く理解し、地域企業や自治体との信頼関係を築くことに重きを置いています。
LIVE DESIGN Schoolの役割
「LIVE DESIGN School」は、全国的なデザイナーネットワークを活用しながら地域に根ざした教育プログラムを開発している機関です。地域のデザイン知見を参加者と共有し、新たなプロジェクトとのコラボレーションを促進しています。これまで3年間で500名以上の参加者と30社以上の企業が関与してきた実績があります。
プログラムの目的と内容
「OKHOTSK BLUE VISION」では、地域の特性や課題をもとに、デザイン経営を推進していきます。キックオフイベントでは、デザイン経営の第一人者である中川淳氏を招き、ビジョン経営の実践に関する講演が行われます。
また、プログラムの特徴は、経営者や事業承継予定者だけでなく、地域内外のクリエイターやデザイナーが共に参加できる点です。これにより、関係者の間で自然なマッチングが促され、新たな価値創造が期待できるでしょう。
参加方法とスケジュール
プログラムには、キックオフイベントとともに、全3回の「デザイン経営入門ワークショップ」も設けられています。いずれも事前申込制で、参加費は無料となっています。特別編として1泊2日の企業視察ツアーも用意されており、意欲的な参加者を歓迎しています。
2025年には、実際に企業が経営デザインをどのように実践するかを学べる機会も設けられるため、実践的な知識も得られます。特に企業経営やデザインの専門性を活かしたい方々にはうってつけのプログラムです。
課題と展望
ドット道東は今回のプロジェクトを通じて、地域と教育機関が連携する新たなスタンダードを築くことを目指しています。また、地域企業がデザインの専門家と共創することで、持続可能な発展を実現していくことが求められます。
まとめ
「OKHOTSK BLUE VISION」は、地域が抱える課題を解決するための新たなアプローチです。デザイン経営を通じて地域の未来を共に創造していくことは、道東地域が持続可能な発展を遂げるための鍵となるでしょう。多くの人々の参加によって、この試みが実を結ぶことを期待しています。