90歳の画家、石川静の新たな挑戦
90歳を迎えた現役の油絵画家、石川静(いしかわ しず)さんが、2026年3月18日から3月22日まで、三鷹市美術ギャラリーにて個展「天空のドラマ~宙を求めて」を開催します。この展示会では、彼女が描く宇宙をテーマにした新作を含む未発表作品や、過去の代表作も展示される予定です。三鷹市で63年を過ごす石川さんの芸術の旅は、38歳からの絵画活動を経て、独自のスタイルと哲学を築いてきました。
音と光の共鳴
石川静さんは、自然と人間、宇宙との調和をテーマに絵画を創作しています。特に、東日本大震災後には命や幸せをテーマにした「鎮魂歌」「ふくろうシリーズ」や「宙シリーズ」に力を入れ、それまでの人生経験を作品に反映させてきました。彼女の描く絵は、中に秘められた音楽的なリズムと色彩の変化が特徴で、表現力のダイナミクスが感じられます。
石川さん自身が「心象風景」に重きを置いて描く理由は、ムンクの「叫び」から影響を受けたためです。色彩に関する彼女の探求は、長年の間、色と向き合い、格闘し続けた結果、目に見える形となって表れています。彼女の絵はまるで「天空の色彩奏者」とも言え、その躍動感あふれるタッチには、フラメンコのリズムが反映されています。
画家としての道のり
石川静は、実践女子学園短期大学を卒業後、三菱電機に勤務するも結婚後は退職し、家庭を持ちながら子育てに専念していました。しかし、名古屋に転居した後、人生の岐路に立たされ、絵画教室に通うことを決意しました。その後、1975年には東京に戻り、洋画家の梶進氏に師事し、多くの経験と出会いを経て現在のスタイルを確立しました。
1975年からの彼女のキャリアには、数々の展覧会参加や受賞歴があり、2015年には「鎮魂歌」が厚生労働大臣賞を受賞するなど、その卓越した才能が高く評価されています。最近では、エコール・ド・パリ国際芸術賞(2017年)、AMSC スペイン本部芸術家ゴールド大賞(2019年)など、国際的にも名を馳せています。
新たな作品との出会い
今回の個展では、未発表作品やこれまでの作品から新しい視点を持つ作品も展示されます。石川さんは「宇宙に思いを巡らせる気持ちが引き続き強い」と語り、自らの描きたいイメージが尽きないことを示しています。「どんな思考も絵を描くことに繋がる」と彼女は言い、その自由な精神が富士山に注がれている様子が伺えます。「色は自分の気持ちを表現するもの」と石川さんが述べる通り、彼女の作品には深い感情が込められており、観る人に強い印象を与えます。
未来へ向けたメッセージ
「絵をはじめて半世紀以上。まだまだ生きて描きたいと思っている」という彼女の言葉には、アーティストとしての情熱とともに、人生の旅の中での成長と変化が込められています。彼女の個展「天空のドラマ」は、色彩や形で表現される宇宙への追求を通じて、観る人々に新たな視点をもたらすことでしょう。色彩に満ちた宇宙を感じながら、石川静さんの特別な個展を訪れて、彼女の世界を堪能してみてはいかがでしょうか。
開催概要
- - 展示会名: 石川 静個展「天空のドラマ~宙を求めて」
- - 日時: 2026年3月18日(水)~3月22日(日) 午前11時~19時(最終日は16時まで)
- - 入場: 無料
- - 会場: 三鷹市美術ギャラリー、第1,第2展示室(駅南口前CORAL5階)
- - 主催: 石川 静
公式サイト
Instagram