本好きが選ぶ年間人気書籍ランキング
2025年12月22日、株式会社ドワンゴが運営する国内最大級の読書レビューサイト「読書メーター」において、年間人気書籍ランキング『読書メーター OF THE YEAR 2025-2026』の結果が発表されました。今年の対象は2024年11月から2025年10月にかけて刊行された書籍で、約200万件のレビューや読書登録数を元にノミネートされた20作品から、ユーザーによる投票で順位が決定しました。
総合ランキングTOP3
1位に輝いたのは、逢坂冬馬の『ブレイクショットの軌跡』。彼はデビュー作『同志少女よ、敵を撃て』で本屋大賞を受賞した実力派作家です。続く2位には、直木賞候補でもある塩田武士の『踊りつかれて』がランクイン。3位には五条紀夫のユニークなタイトル『殺人事件に巻き込まれて走っている場合ではないメロス』が入りました。これらの作品は、いずれも人気と評価を集めており、特に『ブレイクショットの軌跡』への期待は高まっています。
力強い支持を受けた逢坂冬馬は、受賞後に「読者からの暖かい声援を受けて、自らの作品がどのように受け取られているか知る機会は少ない。そのため、今回の受賞を特別な手紙としてありがたく受け取ります」というコメントを寄せました。これは、作家にとって読者の反響がどれほど重要かを物語っています。
部門別ランキングでの傑出作品
シリーズ部門
シリーズ部門では、2025年11月からNetflixで配信されることになった『イクサガミ』シリーズが1位に選ばれ、海外でも注目されています。また、エッセイ・ノンフィクション部門では『僕には鳥の言葉がわかる』という独特なタイトルが1位に立ち、ライトノベル部門では、人気作品『涼宮ハルヒの劇場』が評価されています。これらは、読者からの交流やレビューが豊富であることを示しています。
読書メーターの特徴
「読書メーター」とは、約3,400万件のレビューを誇る国内最大級の本のレビュー投稿サイトであり、読書の幅を広げるフォーラムとしても機能しています。ユーザーは、読んだ本や読みたい本を登録することで、自身の読書量を記録し、グラフで視覚化できます。これにより、読書習慣を維持するためのサポートを提供しています。また、書評やレビューを通じて、ユーザー同士の交流も盛り上がっており、読書をさらに楽しむ機会をもたらしています。
2021年からは図書館との連携も進められ、多くの自治体に広がりを見せており、書籍レビューの提供も行っています。
公式情報
詳しい結果や情報は特設サイト(
読書メーター OF THE YEAR)をチェックしてください。公式HPやSNSをフォローして、次回の読書イベントや新作情報もお楽しみください。