日台の5G共同プロジェクト
2025-10-02 10:22:22

日本と台湾の経済協力が進化、ローカル5G技術でスマート社会を創造

日本と台湾の5Gビジョン



最近、台湾の経済部産業発展署が主催する「台湾5G産業プロジェクト」では、革新的なローカル5G技術を持つ6社が一堂に会し、インテックス大阪で開催された「ものづくりワールド大阪・製造業DX展」に出展しました。展覧会は2025年10月1日から3日まで行われ、初日には日台企業間の経済連携を促進することを目的としたメディア向け発表会と開幕式典が行われました。

このイベントには、立憲民主党の塩村あやか参議院議員も来賓として参加し、日本と台湾が政治的、経済的に友好的な関係を築いていることを強調しました。塩村議員は、日本における台湾の重要性や観光客の増加、そして両国企業の連携の拡大について触れ、特に半導体や通信、AI、災害対応といった多様な分野での協力が進んでいることを愛情込めて語りました。彼女は、こうした連携が次世代のスマート社会の実現に寄与することを期待しているとのことでした。

5G Team Taiwanの取り組み



続いて、台湾経済部産業発展署の曽偉華簡任技正がイベントの流れを引き継ぎ、台湾の情報通信技術(ICT)産業の進展と、日本との連携の重要性について語りました。

曽技正は、特に台湾の中小企業が参加していることを強調し、システムインテグレーション、コアネットワーク、AI自動管理機能を搭載した基地局、端末といった全体的なソリューションを展示したことを述べました。近年、台湾の5G産業は欧米市場にも進出し、日本においても注目を集めているとのことです。この場には、台湾の辰隆科技(Transnet)と日本の富士通子会社「1FINITY」が共同技術開発を発表する予定で、技術の進展が双方にとっての大きな一歩となることが期待されています。

参加企業の紹介と技術展示



発表会では、5G O-RAN技術を活用した台湾企業の最新技術も展示されました。各社が特色ある技術を披露し、各自の開発力をアピールしました。具体的には、Atayalan Taiwanが提供する「クラウドネイティブ5Gコアネットワーク」や、HTC傘下のREIGN Technologyによる「AI自動管理機能付きポータブル基地局」が注目を集めました。また、Trans Electricの「マルチアンテナ技術」による統合ソリューションも多くの来場者からの注目を受けました。

展示の中で、特に印象的だったのは、次世代通信の技術がいかに成熟してきたかという点です。台湾の企業は、オープン5Gや他の次世代技術を活用し、新たなビジネスモデルの構築に取り組んでいます。これにより、国際的な舞台においても台湾のインフラや製品が高く評価されています。

今後の展望



今後も台湾経済部産業発展署は次世代通信技術を深化させるための支援を続けていく予定です。また、国際展へ参加することで台湾企業のグローバルな連携を促進し、海外市場への進出を強化する努力をしていく方針です。台湾の5G技術は世界中で注目されており、今後もその成長が期待されることでしょう。日台経済連携の一環として、今回のイベントは大きな意味を持つものであり、双方のさらなる交流が進むことが強く望まれます。


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会社情報

会社名
台灣次世代電視暨智慧應用發展協會
住所
台湾台北市中山区中山北路三段23号3階
電話番号
02-2586-6669

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