ニューデリーで開催された日本アニメイベント
2023年9月28日と29日の2日間、インドの首都ニューデリーに位置するPacific Mall Tagore Gardenで、日本初の本格的なアニメイベント「Mela! Mela! Anime Japan!!(以下、MMAJ)」が行われました。このイベントは、株式会社電通グループがサポートし、計16点の日本アニメコンテンツが参加しました。
本イベントは、在インド日本国大使館が推進する「Japan Month 2024」の一環で、日本とインドの関係を深めることを目的としています。MMAJでは、インド国内における日本アニメの魅力を伝えるため、アニメ制作会社や出版社などのIPホルダーが参加しました。
47,200人の来場者を記録
MMAJには、2日間で約47,200人の来場者が訪れ、日本アニメへの関心の高さを証明しました。イベントでは、「すずめの戸締まり」や「呪術廻戦」、「進撃の巨人」など、さまざまな人気作品が展示されました。特に新海誠監督の作品は、制作資料やアニメーターとのサイン会が行われ、多くのファンを魅了しました。
会場内に設置された超大型の「進撃の巨人」のヘッドバルーンには、記念撮影を楽しむ来場者の列が続き、照明で飾られた日本アニメの上映も行われました。「呪術廻戦」のヒンディー語吹替版初公開の作品も特に盛況で、多くの人々がその魅力を堪能しました。
日本企業の積極的な参加
また、MMAJでは40を超える日本企業や団体が商品やサービスを展示。ASICSは「NARUTO -ナルト- 疾風伝」とのコラボシューズを披露し、CASIOも「G-SHOCK MANGA EDITION」を発表しました。さらに、日本政府観光局(JNTO)や複数の大学も出展し、日本での学びの機会を求める来場者に向けて情報を提供しました。
アーティストたちのパフォーマンス
また、来場したZ世代の方々はアニメキャラクターのコスプレで会場を盛り上げ、日本から参加したスピラ・スピカや春奈るななどのアーティストによるパフォーマンスも行われ、ファンは日本語で共に口ずさむ場面も見られました。このように、アニメを通じた楽しみと日本文化への憧れが交差する場となりました。
今後の展望
MMAJへの参加は、単にアニメファンの交流にとどまらず、ビジネス関係者にとってもインド市場への進出を模索する良い機会となりました。電通グループは、今後もインドにおける日本アニメの人気加速を支援し、文化理解の深化に貢献することを目指しています。
2024年の「Japan Month」のさらなるプログラムやイベント内容については、公式サイトやSNSで随時案内される予定です。