カインズ、安全職場づくりで評価を受ける
株式会社カインズは、厚生労働省が主催する「SAFEアワード」の安全な職場づくり部門で、ブロンズ賞を受賞したと発表しました。受賞のきっかけとなったのは、2025年から導入された「フォークリフトに特化したKYT(危険予知トレーニング)」活動です。この取り組みは、職場での労働災害を防止するためのさまざまな事例を評価され、特に注目されています。
授賞式は2月13日に行われ、厚生労働省の安井省侍郎安全衛生部長と、カインズの加藤友信リスク対策室安全対策グループマネジャーが出席しました。カインズは「くらしDIY」をコンセプトに、顧客の生活をより楽しくすることを目指しており、同時に社員が安心して働ける環境づくりにも力を入れています。今回の受賞は、その取り組みが外部からも評価されたことを示しています。
KYT活動とは
KYT活動は、カインズが2021年4月から実施しているトレーニングプログラムで、社員が作業中に潜む危険を予知する力を育てることを目的としています。スマートフォン型端末を利用した学習方法が取り入れられ、これまで紙で教育していた事故事例をデジタル化しました。これにより、時間の制約がある約25,000人の社員が効率的に安全教育を受けられるようになりました。毎月の取り組みは手軽に行えるため、短時間でも効果的に社員の安全意識を高めています。
フォークリフトに特化したKYTの効果
カインズでは、2018年以降、労働災害の発生件数が減少していますが、フォークリフトに関しては物損事故の件数が高い水準に保たれていました。この問題を解決するため、「スマホを使用したKYT」に基づいて、フォークリフトに特化したプログラムを新たに策定しました。このプログラムでは、実際の店舗での危険要因にフォーカスし、メンバーが自ら危険を認識し対策を考えることを重視しています。毎月の実施により、安全意識の向上とルールの遵守が実現しています。また、新しい店舗が増える中でも事故件数は減少し続けています。
受賞を受けての成果
2025年度には、フォークリフト事故が2024年度に比べおよそ55%減少し、全体の事故件数も過去3年で約58%の減少が認められました。これらの成果は、KYT活動が効果を発揮していることを示しています。
カインズは今後も、KYT活動を通じて事故を未然に防ぎ、安全安心な店舗運営とサービス提供を続けていく所存です。
加藤友信マネジャーのコメント
加藤マネジャーは、「KYTが5年目を迎え、実施率が約85%に達するまで成長したことを嬉しく思っています。フォークリフトの事故減少に向けて新たなKYTを実施し、受賞ができたのは喜ばしい成果です。今後も安全推進活動を続けていきます。そして、快適な環境と安全な職場作りに力を入れていきます。」とコメントしています。
カインズの取り組みは、今後も進化を遂げ、社員と顧客の両方にとってより良い環境を提供し続けていくことでしょう。