美濃市に新たな文化拠点「手漉き和紙工房」が誕生！

美濃市に手漉き和紙工房がオープン

岐阜県美濃市に位置する古川紙工株式会社が、さらなる文化の拠点として「手漉き和紙工房」を開設しました。この工房は、美濃市の歴史的な地区、うだつの上がる町並みの中にある直営店舗「紙遊」に併設されています。

伝統が息づく特別な体験

「手漉き和紙工房」では、伝統的な美濃和紙の手漉き体験が可能です。週末や祝日の限定で開催されるワークショップでは、若手職人の山田さんが講師を務め、参加者が実際に和紙を作るプロセスを体感できます。美濃和紙は1300年の歴史を持つ重要無形文化財で、その薄さと強度、美しい光の透過性が特徴です。長年にわたり障子紙や文化財の修復に用いられてきたこの和紙は、古き良き伝統を感じさせてくれます。

手作業の魅力

現代社会において、忙しさに流されがちな日々の中で、丁寧な手仕事を体験することで、心の豊かさを取り戻すことができるでしょう。和紙を手漉きする過程で感じる音や香り、手触りは、他に代えがたい貴重な体験です。自分の手で作り上げる和紙が、どのように日常生活に彩りを添えるかを体感しながら、心を豊かにする特別な時間をお楽しみいただけます。

紙遊の多彩な魅力

「紙遊」は、古川紙工の直営店舗であり、和紙を使用した様々な文具や雑貨を取り揃えています。また、4月にオープンしたカフェも好評で、地元の名物を使用したおにぎりランチや、美しい清流をモチーフにしたスイーツが楽しめる場所として多くの人々に親しまれています。さらに、ワークショップなども多彩に行われており、地域の文化交流の拠点としての役割も果たしています。

古川紙工の伝統の継承

古川紙工株式会社は、1300年以上もの歴史を持つ美濃和紙という伝統を守りながらも、現代のニーズに応じた新たな製品を次々と生み出しています。キャラクターとのコラボ商品もあり、文具を超えた多様な展開を見せています。古いものを大事にしつつ、新しい楽しみ方を提案する姿勢が、これからの文化の拠点としての存在感を高めています。