ウフルが白浜町で開催したAI活用教育プログラム
株式会社ウフルは、2026年2月25日と26日の2日間にわたり、和歌山県白浜町の日置中学校でAI活用教育プログラムを実施しました。本プログラムは、中学1・2年生を対象に、AI技術の基礎を学びつつ、地域情報を活用した創作活動を行うことを目的としています。
背景と目的
近年、AI技術の進展により、教育現場でのAI活用が求められています。しかし、OECDの調査によると、日本の教育現場でAIを既に使用している割合は小学校で16%、中学校で17.4%と、国際的に見て非常に低い数値となっています。これを受けてウフルでは、地域の教育委員会と連携し、AIの安全な活用を促進するためのプログラムを実施しました。
プログラム概要
教育プログラムは2日間にわたって行われました。1日目はAIの基礎を学ぶ講義が行われ、生成AIの仕組みやリスク、特に「ハルシネーション」と呼ばれる誤情報生成のリスクについても詳述しました。これにより、生徒たちはAIを「正しく使う」ための基礎知識を習得しました。
1日目:基礎理解編
この日は、生成AIの動作原理や既存の活用事例について学びました。また、サイバーセキュリティや情報倫理の重要性を教えることも焦点となりました。
2日目:実践ワークショップ
2日目には、白浜町で保有されている信頼性の高い歴史・観光データを元に、地域を紹介する記事を作成する実践的なワークショップが行われました。生徒たちは、AIと対話しながらテーマ設定や記事の構成を考え、最終的には独自の魅力を発信する記事を完成させました。
このプロジェクトで使用されたAI Reportというツールは、自治体が管理するデータに基づいて自動的に記事を生成する機能を持ちます。それにより、インターネット上の不確実な情報に頼ることなく、正確で信頼性の高い情報を提供することができました。
生徒と教育委員会の感想
プログラムに参加した生徒の中には、「AIに取って代わられるのではないかと心配だけど、AIの知識をつけて社会に貢献したい」といった声も寄せられました。また、白浜町教育委員会の西田拓大教育長は、「AIは今後、多くの分野で重要な技術となります。生徒には利便性だけでなくリスクも理解してもらい、主体的に利用する力を身につけてほしい」と話しました。
ウフルのビジョンと今後の取り組み
ウフルは「テクノロジーと自由な発想で、持続可能な社会を創る」という理念のもと、自治体や企業のデジタルトランスフォーメーション(DX)支援を行っています。今後も、AIを活用した取り組みを進め、地域や社会の課題解決に寄与していく方針です。
私たちの生活がAIにより大きく変わる中で、教育現場がどのように対応していくのか、その一歩を踏み出したウフルの取り組みは、今後の展開に注目が集まります。