AIで建設業務効率化
2026-09-08 11:51:53

京都市建設局、AI技術で建設業務の効率化を加速する新しい取り組み

京都市建設局が進めるAI活用の取り組み



京都市建設局は最近、燈(あかり)株式会社が開発した建設業界特化型生成AIエージェント「光/Hikari」を導入する決定を下しました。この取り組みは、技術職員の将来的な不足を見込んだもので、熟練職員の知識や経験を効果的に活用し、業務の効率性と継続性を高めることを目的としています。

背景と目的



多くの自治体で、土木・建設部門は専門的な知識を要求されますが、職員の定期的な異動により、ノウハウの蓄積と継承に課題が生じています。これを解決するため、京都市建設局は過去に汎用的な生成AIを使用していました。しかし、建設業特有の知識や根拠が求められることから、より高度で専門性に特化した「光/Hikari」の導入を決定しました。

AIエージェント「光/Hikari」の特徴



「光/Hikari」は、800冊以上の土木関連の書籍や基準書を基に構築されており、関連法規や実務知識を搭載しています。このAIエージェントは、日常業務から緊急時の対応まで、様々な場面で活用されます。具体的には、若手職員の調査・一次判断支援や外部委託提案の検証、さらには施工ステップ図の自動生成まで、多岐にわたる業務に対応します。これにより、ベテラン職員の経験を活かしながら、若手職員でも自律的に意思決定ができる環境を整備する予定です。

実際の活用例



1. 若手職員の支援



「光/Hikari」は、未経験の若手職員が業務の疑問点を迅速に調べ、書類作成の初期段階を支援します。これにより、専門的な知識が不足することなく、業務をスムーズに進めることが可能になります。

2. 外部委託提案の検証



提出された設計計算書や比較表をAIが分析し、提案された工法が現場条件に適切であるかどうかを多角的に評価します。これは従来の汎用AIでは難しい分野であり、業界特有の専門知識を考慮した評価が行える点が特長です。

3. イラストの自動生成



施工プロセスや現場の写真をもとに、直感的に理解できるイラストを自動生成。これにより、図面の理解が容易になり、住民への説明資料作成にも役立ちます。

4. 過去資料の整理



AIを利用して蓄積された資料を整理し、検索の効率を上げる仕組みを構築中です。まずは橋梁部門でモデルケースを実施し、全庁的なナレッジ活用に繋げていく方針です。

5. 災害時の迅速な対応



自然災害時には、現場に合わせた復旧工法の選定や概算予算の算出をAIが助け、意思決定の迅速化を図ります。これにより、被災現場での効果的な対応が期待されます。

今後の展望



京都市建設局と燈は、土木事務所や事業課からのフィードバックをもとに、具体的なユースケースの策定を進めています。災害対応や工法選定のスピード向上を目指し、現場で即座に活用できる運用ノウハウを整え、持続可能な成長を実現する考えです。

結論



「光/Hikari」の導入は、建設業界における技術職員不足の問題を克服し、業務の効率化を図るための重要なステップとなります。熟練職員の知見を最大限に活用し、若手を育成することで、組織のイノベーションを推進していく姿勢が伺えます。社会全体における業務のデジタルトランスフォーメーションの波に乗り、京都市建設局は新たな時代の先駆者となることを目指します。


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会社情報

会社名
燈株式会社
住所
東京都千代田区神田駿河台4-6御茶ノ水ソラシティ21階
電話番号

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