アセンド株式会社と岩手銀行が業務提携を発表
アセンド株式会社(本社:東京都新宿区、代表取締役:日下瑞貴)は、岩手銀行(本社:岩手県盛岡市、代表取締役頭取:岩山徹)と新たに業務提携を結びました。この提携により、アセンドは岩手県と東北地方における物流のデジタルトランスフォーメーション(DX)支援を加速し、持続可能な物流の基盤を築くことを目指しています。
提携の背景
日本の物流業界は、2030年までに約30%の物量が運べなくなる恐れがあるとの厳しい予測が立てられています。この現状を打破するためには、運送事業者がデジタル技術を活用して経営効率を改善し、ドライバーの待遇を向上させることが不可欠です。
特に東北地方では、この課題が全国平均よりもさらに深刻であるため、緊急の対策が求められています。アセンドはトラック運送事業者向けに開発したクラウド型運送管理システム「ロジックス」を提供し、業務の一元管理を通じて物流プロセスの効率化を図っています。ロジックスは、受注から配車、請求書の発行、労務管理、車両管理までをカバーし、多角的に事業を支援します。
岩手銀行の役割
岩手銀行は地域金融のリーダーとして、地域社会の持続的な成長を目指してさまざまな事業を展開しています。特に、地域のIT化とデジタル化に力を入れ、中小物流事業者の経営改善にも注力しています。このため、物流の混乱を改善するDX推進パートナーとしてアセンドとの提携に至ったのです。
提携による成果
両社の連携により、運送事業者のDX推進が円滑になることが期待されます。具体的には、物流業務の効率化や収支の改善に寄与し、持続可能な経営体制の確立を進めていく予定です。
物流業界の未来
アセンドは、物流の真価を引き出すことを目指し、2020年に設立された企業であり、運送事業者の理想的な経営をサポートするシステム「ロジックス」の提供を行っています。また、国土交通省を含めた関連省庁との協力により、業界全体のデジタル変革を促進しています。
日下瑞貴社長は、物流業界の発展に貢献する活動に力を入れており、業界内でのアドバイザリーや教育活動も積極的に行っています。
この提携は、物流業務の効率化と経営の透明性向上に向けた重要なステップであり、業界が直面する複雑かつ困難な課題を乗り越えるための一助となるでしょう。
アセンドについて
- - 設立:2020年3月
- - 所在地:東京都新宿区
- - 資本金:5億1,900万円
- - 従業員数:60名(業務委託含む)
アセンドは、運送事業者を対象にした業務管理ツール「ロジックス」を通じて、業務効率化と経営のデジタル化を同時に実現しています。運送業界の未来を支えるため、引き続き様々なビジョンを掲げて活動を進めていきます。詳細情報や採用に関することは公式サイトをご覧ください。なお、岩手銀行との提携によって、さらなる成長が期待されています。