遊休資源を活かした地域イノベーションの加速
地域に眠る遊休資源を最大限に活用することで、地域イノベーションの実現を目指すセミナーが、2023年7月17日に大阪で開催されます。このセミナーは、地域の活性化に向けた具体的な取り組みを理解し、実践するための貴重な機会となります。
運営を担当する株式会社sonrakuは、これまで岡山県西粟倉村や香川県豊島を含むさまざまな地域で、遊休施設を利用した温浴施設のリノベーションや再生可能エネルギーの導入を行ってきました。代表の井筒耕平氏は、木質バイオマスエネルギーの専門家として、ヨーロッパの先進事例を考慮した地域活性化に取り組んでいます。井筒氏はこの10年間で合計39件のコンサルティングを行ってきました。
現実の地域が抱える課題
日本はすでに人口減少期に入り、10年の年月が経過しました。これに伴い、人口増を前提とした公共空間や施設が遊休資源へと変わり、地域の課題となっています。一見して魅力的に見える空間や自然資源が、十分に活用されているとは言えない現状が課題であり、これに対する解決策が求められています。
多くの地方自治体や企業が遊休資源の価値を見出そうと努力していますが、実際に取り組む際に「何をすればいいのか分からない」「プレーヤーがいない」といった問題に直面することがしばしば。さらには、運営が思うように行かず赤字を抱えたり、オペレーション段階での問題が発生したりと、多くの障壁が存在します。
新たな可能性に注目
そんな中、シェアリングエコノミーの波やサブスクリプションモデルが広まることで、住居提供サービスやDIYによるリノベーションが脚光を浴びています。これらは遊休資源に新たな価値を与える試みの一環として注目されています。「空間」資産だけでなく、「自然」資産の有効活用として、体験を通じた観光や再生可能エネルギーのプロジェクトも増加中です。
このような状況を受け、sonrakuはセミナーを開催する運びとなりました。セミナーの第一部では、田舎での起業や関係人口について、徳島県の事例を基にした講演が行われます。参加者は、実際に徳島で地域資源を活かしたプロジェクトを進めるゲストから、具体的な取り組みを学ぶことができます。
第二部では、自然資源とまちづくりに関する新しい試みについて、家具製作を通じた地域創生に関するお話が予定されています。最終部では、登壇者と主催者が一堂に会し、参加者とのディスカッションを通じて、多様な視点からアイデアを深めます。
サステナブルな社会を築くためにも、地域資源を活用したイノベーションは不可欠です。このセミナーは、あらゆる地域住民や企業にとって新たな発見が得られる絶好のチャンスです。ぜひご参加いただき、地域の未来を共に考える場としていただければ幸いです。
開催概要
- - 日時: 2023年7月17日(水)13:30-16:30(13時開場)
- - 場所: グランフロント大阪ナレッジキャピタル カンファレンスルームタワーB01
- - 参加費: 2,000円
- - 申し込み: こちらからチケット購入
(当日空席がある場合には参加可能)
地域が抱える未活用の資源を通じ、持続可能なイノベーションを模索するこのセミナーは、きっと多くのヒントを与えてくれることでしょう。どうぞお見逃しなく!