岡山の脱炭素モデル
2026-02-28 19:36:24

岡山の企業が描く脱炭素社会:リビルト製品の環境価値とは

地域が描く脱炭素社会のビジョン



 岡山県岡山市に本社を置く次の灯株式会社は、「地球の資源を自給する世界を目指す」というミッションを掲げ、リビルト製品の環境価値を可視化し、脱炭素社会の実現に向けて前進しています。リビルト製品とは、再生部品のことであり、環境に優しい選択肢として注目されていますが、それを支えるデータの重要性が増す中で、同社は大きな成果を上げました。

環境データの可視化



 アスエネ株式会社との連携により、次の灯はリビルト製品のライフサイクルにおける温室効果ガス(GHG)排出量の算出を完了。その結果、同社のリビルトDPF(ディーゼルパティキュレートフィルター)が新品部品と比べて約60%のCO2削減を実現することができたと報告されています。その具体的な数値として、リビルトDPF1機あたり165.7kgのCO2排出量が特定され、新品では405.7kgと推定されるため、リビルト製品の導入は実質的に環境への負担を軽減することが証明されました。

「データの壁」を超える挑戦



 日本全体でグリーントランスフォーメーション(GX)が進む中、企業は自社の排出量はもちろん、サプライチェーン全体の環境インパクトを把握する必要があります。しかし、このプロセスはしばしばデータ不足や算定の複雑さから手間がかかり、小規模なメーカーにとっては障害となっています。次の灯は、リビルト産業において「実感」はあっても数値で証明されていなかったという課題に取り組み、精密なデータ収集によってこの「データの壁」を突き破ることに成功しました。

排出量算出の標準化



 同社はアスエネの協力を得て、DPFのセミリビルト品を対象に約半年間にわたる実証調査を行いました。洗浄工程での電力消費や水使用量、さらには梱包に使う針1本まで、その重さを計測し、全工程における排出量算出プロセスの標準化を実施しました。この緻密なプロセスによって得られたデータは、今後のリビルト製品の導入を後押しする大きな基盤となるでしょう。

地元から全国へ向けた発信



 岡山県から脱炭素のビジネスモデルを全国に広めることが次の灯の目指すところです。リビルト製品を採用することによって顧客は自身のScope 3の排出量削減を定量的に示すことが可能になり、環境意識の高い企業にとっても大きなメリットをもたらします。今後は、全ての製品において環境ラベル化を目指し、「捨てるより再生する方が経済的かつ環境的である」というメッセージを全国へ広めていく計画です。

次の灯株式会社について



 次の灯株式会社は、2018年に設立され、自動車・産業機械の部品再生事業を展開しています。「めぐる、つなぐ、地球にイイコト」をブランドステートメントに掲げ、高度な洗浄技術と独自の検査基準を用いて廃棄物削減と資源の有効活用を推進しています。リビルト製品の価値をデータで証明し、企業が持続可能な選択をする手助けを行っています。これからも地域の力を活かし、地球環境への負荷を軽減するための施策を講じていく所存です。

 同社の取り組みが、岡山から全国へ広がることで、持続可能な社会への道を切り開くことが期待されています。

公式情報


- 所在地: 岡山県総社市真壁1448-1
- CEO: 黒川 聖馬


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会社情報

会社名
次の灯株式会社
住所
岡山県総社市真壁1448-1
電話番号
0866-31-6330

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