文芸社が新基金と賞
2011-01-20 11:00:01

文芸社が新たに創設した「文芸社出版文化振興基金」と「えほん大賞」

文芸社の新たな取り組み



株式会社文芸社(所在地:東京都新宿区)は、日本語の表現力を強化し、出版文化を盛り上げることを目的として、新たに「文芸社出版文化振興基金」を設立しました。この基金には、初年度で1億円が拠出される予定で、りそな銀行と協力して「文芸社出版文化振興基金信託」を通じた透明性・継続性のある運営が行われることになります。

文芸社出版文化振興基金の概要



「文芸社出版文化振興基金」では、以下の2つの主な活動を通じて目的を達成します。

1. 賞金の交付: 新設する賞に対して受賞者に賞金が授与されます。
2. 出版費用の助成: 出版業界の文化振興に寄与する作品には、出版費用が助成されます。

この基金の運営には、著名な委員たちが参加しており、運営委員長は中曽根弘文氏(元外務大臣・文部大臣)。他にも、NPO法人ファザーリング・ジャパンの安藤哲也代表や、株式会社紀伊國屋書店の元社長乙津宜男氏など、多彩なメンバーが揃っています。彼らが直接基金の運営に関わることで、高い信頼性が確保されています。

新たな賞制度「えほん大賞」の創設



同社は、2011年2月より「えほん大賞」を新たに設けることを決定しました。この賞は主に、日本語の美しさと表現力の向上を促進することを目指しています。

「えほん大賞」の概要は以下の通りです。
  • - 対象作品: 個性的な絵本を求む。
  • - 賞の種類: 大賞、優秀賞、佳作、特別賞があり、大賞の受賞者には賞金が100万円とともに文芸社による書籍化の機会が与えられます。
  • - 選考: 文芸社出版文化振興基金信託運営委員会が行います。
  • - 応募期間: 2011年2月1日から7月31日まで(消印有効)

民間信託による新しいモデル



特筆すべきは、この基金が民間信託を利用した新たなモデルである点です。文芸社は、信託を利用することで、委託者の資産を区分管理し、運営の透明性と継続可能性を高めることを目指しています。この取り組みは国内でも初めてであり、他の公益活動への影響も期待されています。

問い合わせ先



この基金及び「えほん大賞」に関する詳細は、文芸社広報部の伊藤(本社)までお問い合わせください。電話番号は03-5369-3096です。また、事業執行型金銭信託に関するお問い合わせは、りそな銀行(代表)へ03-6704-2111でお願いします。

会社情報

会社名
株式会社文芸社
住所
東京都新宿区新宿1-10-1
電話番号
03-5369-3060

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