天然素材で育む子どもたちの味覚と健康
日本伝統のだしを給食に
株式会社にんべん(東京・中央区)は、1699年に創業し、伝統的な鰹節を用いたさまざまな商品を開発してきた名門です。そしてこの度、WITHホールディングス(埼玉・川口市)との連携により、保育園の給食向けに天然由来の素材から作られただしパックの導入が開始されました。これは子どもたちの健康を意識した取り組みで、全園での使用が2023年4月にスタートしました。
オーガニックな素材を使用した「だし」を日常の食事に取り入れることで、子どもたちに味覚を体験させ、食に対する興味を育むことを期待しています。ナチュラルな調味料を味わうことで、食への関心を高めつつ、健全な成長を促進する狙いです。
だしパックの特徴
新たに導入されただしパックは、国内製造のかつお節と北海道産の昆布を使用しています。これにより風味豊かなだしを短時間で簡便に取り出すことができます。不織布に入っているため、アクが濾されることなくクリアなだしを実現。手間を省いて本格的な味が得られるのも、保育園での給食提供に適している要因です。
- - 商品名: だしパック・かつお昆布 50g×20袋
- - 内容量: 50g×20袋
- - 賞味期間: 製造日より1年
- - 発売日: 2025年2月28日
給食への導入イメージ
導入事例として、だしパックを使用した給食メニューには「鶏じゃが」「みそ汁」「おだしごはん」などがあり、子どもたちがこれらを楽しむ様子が伝えられています。また、栄養士や園長からは、だしを取り入れた料理に対する子どもたちの好評な反応が報告されており、自然な味わいに喜ぶ声が多数寄せられています。
保育園の担当者の声
- - 栄養士S: 「『おいしい!』と言って食べる姿を見て、とても嬉しいです。だしを通じて食材の大切さや食事への興味が高まったことを実感しています。」
- - 園長Y: 「だし入りのお味噌汁は特に人気で、子どもたちがあっという間におかわりするほどでした。塩分が控えめでも、しっかりした旨みを感じられたのが良かったです。」
- - 栄養士K: 「この新しい取り組みに対して、子どもたちの反応は予想以上でした。特に『だし』の香りに感動した子どもも多いです。」
連携企業の理念
WITHホールディングスは、全ての人が素晴らしい人生を送るための支えを理念に、保育と職員支援を強化する事業を展開しています。それに対し、にんべんは300年以上にわたり鰹節文化を育み続けてきた企業。この連携により、地方社会の食育が進むことが期待されています。
栄養価に優れた本物の味を子どもたちに提供する取り組みは、今後家庭用だしパックの開発にもつながり、食育活動のさらなる拡大が予想されます。これにより、次世代を担う子どもたちの味覚と健康を育む新たなステージが開かれるのです。