宮城県のいちご、4か国への輸出が好調
今年度も宮城県産のいちごが海外に進出し、その勢いが止まりません。1月に始まったこの取り組みは、当初の輸出先がタイの1か国にとどまっていたものの、4月からはシンガポール、香港、マレーシアの3か国を追加し、合計4か国へと拡大しました。
特に注目すべきは、5月の輸出実績です。当初計画では9600パックの輸出を見込んでいましたが、実際にはその1.7倍にあたる16000パックを達成。これにより、計画比166.7%という驚異的な数字を記録しました。年間目標である46720パックのうち、すでに41.4%を達成しており、さらなる成功を予感させます。
視察を通じて見えた海外の市場
5月には宮城県の生産者や県庁職員がタイを訪れ、輸出されたいちごがどのように扱われ、販売されているかを視察しました。参加者たちは、日本で生産したいちごの品質が海外でも高く評価されていることに感動し、流通管理の的確さや品質チェックの厳格さにも驚愕したとのコメントが寄せられました。この体験を通じて、彼らは海外市場のニーズや流行を直接的に学び取ることができたようです。
この視察の際、株式会社アライドコーポレーションが制作した宮城県産いちご「もういっこ」の販促動画も話題に。この動画は「Japan Food & Travel ambassador in Asia」というFacebookアカウントで拡散され、驚異的な再生回数を記録。視聴者の関心を集めることで、店舗への集客を促進しています。
さらなる輸出体制の確立に向けて
株式会社アライドコーポレーションは、日本全体の農業の振興を目指し、青果物の安定した輸出を実現するために様々な取り組みを行っています。いちごの輸出においては、九州から北海道までの生産者との交流を進めており、産地の連携を強化しています。この関係性をもとに、日本全国で一貫した品質のいちごを供給できる仕組みを構築しています。
さらに、アライドコーポレーションでは、今期中に海外販売店への集客を目的とした動画を100本制作する計画です。この取り組みは、宮城県産いちごの販促動画に留まらず、日本産青果物全般の魅力を紹介する内容が盛り込まれています。これにより、日本の農業界全体の活性化にも寄与することを目指しています。
株式会社アライドコーポレーション
アライドコーポレーションは、神奈川県横浜市に本社を置く企業で、タイ料理の普及や日本の農業の振興を主要な事業として展開しています。設立から40年以上、安定した流通と高品質な商品を提供し続けています。これからも、さらなる輸出拡大と日本の農業の発展に寄与する活動に力を入れていくことでしょう。
公式サイト:
アライドコーポレーション