佐賀県での子ども向け防災ワークショップ
最近の自然災害の頻発により、地域での共助がますます重要になっています。そんな中、損害保険ジャパン(以下、損保ジャパン)は、公益社団法人セーブ・ザ・チルドレン・ジャパンと共に、「国内災害時の子ども支援者のレジリエンス強化」という取り組みを進めています。この取り組みの一環として、2024年8月7日、佐賀県の唐津市にある民間学童保育施設「こんぺいとう」で「子ども向け防災ワークショップ」が開催されました。
背景
日本では、地震や台風、豪雨といった自然災害が多発しています。特に子どもたちは発達段階にあり、災害時には適切に対処することが難しく、ストレスを抱えやすいです。そのため、地域の大人たちが事前に備え、心を配ることが必要です。損保ジャパンとセーブ・ザ・チルドレンは、子どもが持つ脆弱さに注目し、支援者のレジリエンスを強化することに力を入れています。
ワークショップの内容
今回のワークショップには、1年生から6年生の子ども16人と支援員3人が参加しました。セーブ・ザ・チルドレンは、非常用持ち出し袋の中身を触りながら、災害時に必要な持ち出し品について学びました。その後、損保ジャパンが提供する「防災ジャパンダプロジェクト」による体験型のワークショップも実施されました。参加した子どもたちは、自らの手で防災について学び、特に「(非常用持ち出し)バッグのことや(新聞紙でつくる)コップのつくりかたをおしえてくれたから、(防災についてわかった)」といった感想を述べました。
今後の取り組み
損保ジャパンは「“安心・安全・健康”であふれる未来へ」を掲げ、社会課題の解決に努めています。今後も子どもたちのための「心理的応急処置」である「子どものためのPFA」の普及を目指し、取り組みを続けていく予定です。また、セーブ・ザ・チルドレンは国内外で子ども支援を行い、「子どもの権利」が守られる社会の実現に向けて活動しています。
このような活動を通じて、子どもたちが安心して暮らせる未来を築いていくことが求められています。ワークショップの様子を見た参加者たちからは、興味を持ってしっかりと学ぶ姿勢が印象的で、多くの子どもたちが防災について考える良いきっかけとなったことでしょう。今後も、こうした取り組みが地域で広がっていくことを期待しています。