名古屋大学が牽引するTongali GAPファンド、スタートアップ支援の新たな扉を開く

名古屋大学がリードするTongali GAPファンドの現状

名古屋大学を中心とした"Tongali"は、2015年から始まったアントレプレナーシップ教育と起業支援の取り組みとして、今や東海地域の注目を浴びています。このプラットフォームは、最近国立研究開発法人科学技術振興機構（JST）の大学発新産業創出基金事業に採択され、事業化推進機関としての役割が強化されました。これは、スタートアップと地域エコシステムの形成に向けた重要な一歩を意味しています。

Tongali GAPファンドプログラムの目的

Tongali GAPファンドプログラムは、ディープテックを志向するスタートアップを創出することを目指しています。このプログラムでは、研究者たちに事業化を支援するための研究開発費が提供され、さらに事業化に向けた伴走役としてさまざまなベンチャーキャピタル（VC）が認定されます。これにより、大学と研究機関の知見、資金、そして人的資源を結びつけるエコシステムを形成し、将来的な新産業の創出が期待されています。

01Booster Capitalの浜宮真輔氏のコメント

計画に参加している01Booster Capitalの浜宮真輔取締役は、「Tongaliプラットフォームからの認定は、大学発ディープテックにおける私たちの実績の評価である」と語っています。また、名古屋大学を中心にした研究ネットワークと自社の支援ノウハウを掛け合わせることで、地域に新産業を創出し、全国へと波及させることを目指すと述べています。

今後の具体的な取り組み

Tongali GAPファンドは以下のような具体的な取り組みを行っていきます：

1. 大学シーズへのシード投資
Tongaliに採択された案件を中心に、研究開発の初期段階から資金を投入し、資本政策の支援を行います。

2. 次フェーズ資金の橋渡し
事業化推進機関として、PoC（Proof of Concept）を完了した後に大型の研究費や事業化助成金を得るための支援を行います。これにより、スタートアップがスムーズに次のステージへ移行できるよう、伴走していきます。

会社概要

名古屋大学を中心としたこのプロジェクトに参加する株式会社ゼロワンブースターキャピタル（01Booster Capital）は、2022年に設立された独立系のベンチャーキャピタルです。「スタートアップと事業会社の共創機会を提供し、資金支援から実証、連携を通じた成長を一貫して支援する」ことに尽力しています。企業名や連絡先情報に関しては、こちらをご覧ください。また、同社は、日本の事業創造の新たな起点になることを目指しています。

このように、Tongali GAPファンドプログラムは、新たな産業の創出を目指し、今後の大学発スタートアップの成長に多くの期待を寄せています。