壁画アーティスト育成プロジェクト始動、ぺんてるが支援の輪を広げる

壁画アーティスト育成プロジェクト始動

ぺんてる株式会社、BnA株式会社、TokyoDex株式会社が共同で「Pentel ミューラルルーキーズプロジェクト」を立ち上げ、日本橋を拠点に世界で活躍する壁画アーティストの育成を目的とした参加者の募集を開始します。応募は2025年6月5日から始まり、プロジェクトは8月に選考結果を発表し、アーティストたちは壁画制作を通じてその技術を磨いていきます。

プロジェクトの目的

本プロジェクトは、アートを通じて若手アーティストが活躍できる場を提供することを目的としています。壁画は公共スペースでのアートのひとつであり、地域の文化や歴史を表現する重要な手段として、ますます注目を集めています。昨年2024年には221件の応募があり、選出された2名のアーティストが日本橋の壁面に作品を描くことができ、地域の人々からも好評を得ました。

壁画アートの魅力

壁面という広大なキャンバスを持つミューラルアートは、アーティストにとって自己表現の舞台となります。特に日本の都市環境では、大きな建物が多く、これが壁画アートとの親和性を高めています。一般的に、アトリエを持たない若手アーティストにとって、街の壁がキャンバスとなるのは貴重な創作の場であり、ストリートカルチャーの一部としても位置づけられています。今回のプロジェクトもこの流れの中で、アートが人々の生活に響くことを目指しています。

プロジェクトの特徴

選出されたアーティストは約6ヶ月間のプログラムを通じて、ラフ画の作成から実際の壁画制作に至るまで、プロの壁画アーティストである澁谷忠臣からのサポートを受けます。澁谷はこれまでに数多くの国際的ブランドとのコラボレーションを多数手掛けており、その経験を基に参加者たちを導きます。

制作場所とテーマ

Wallの制作地は3拠点に設定されており、それぞれ異なるテーマのもとでアートが描かれます。日本橋にあるBnA_WALLでは「Colors of the City」、THE A.I.R BUILDINGでは「Sounds of the City」、そして工事現場の仮囲いでは「Connections of the City」がテーマです。これにより、より多様な視点から街を表現することが期待されています。