北大阪急行の万博記念列車運行へ
北大阪急行電鉄株式会社は、1970年に大阪で開催された万博を記念し、2025年の大阪・関西万博を応援する特別なプロジェクトを開始します。2025年2月24日には、北大阪急行が55周年を迎え、そのアニバーサリーとして「万博ラッピング列車」の運行が2025年3月24日から始まります。この取り組みは、2024年10月から始動した「北急タイムトリッププロジェクト」の第5弾として位置付けられています。
ラッピングデザインとその魅力
今回運行される万博ラッピング列車は、箕面萱野方面の車両に往年の1970年のデザインを再現。特に2000形の車両を利用し、当時の会場の熱気や大観衆の様子を窓枠内に配置した工夫がなされています。このデザインは、乗客がまるで当時の風景を体験しているかのような感覚を提供します。さらに、北鳩家族というキャラクターが密接に関わり、70年代のファッションに身を包んだ姿で当時の雰囲気を引き立てます。
一方、なかもず方面の車両では、2025年の新しい万博をテーマにしたデザインが施されており、大阪・関西万博の公式キャラクター「ミャクミャク」なども取り入れています。このことで、新しい万博への期待感を一層高めることを狙っています。
運行情報と体験機会
万博ラッピング列車の運行は、2025年3月24日から始まり、10月13日まで続く予定です。これは、大阪・関西万博の会期終了日とも一致しています。運行区間は北大阪急行の「箕面萱野駅」からOsaka Metroの御堂筋線「なかもず駅」まで及びます。
2000形車両の歴史
1970年の大阪万博のために設計された2000形車両は、当初から万博の輸送を最大の目的としていました。その後、万博終了後も千里ニュータウンの通勤・通学の足として重要な役割を果たしてきました。新型車両が登場すると、段階的に入れ替えが行われ、1993年に営業を終えるまで多くの市民に利用されました。2002号車は、その中でも最後まで営業していた貴重な車両として、特に注目されています。
北鳩家族とは?
北鳩家族は北大阪急行の社章を基にしたキャラクターで、2015年からはマナー啓発キャラクターとしても活動しています。その愛らしい姿は多くの人々に親しまれ、今回の万博ラッピング列車でも重要な役割を果たします。
結論
「北急タイムトリッププロジェクト」の万博ラッピング列車は、1970年の大阪万博の思いを現代へと引き継ぎ、2025年の大阪・関西万博への期待を高める重要なプロジェクトです。地域を盛り上げるこの取り組みを、ぜひ楽しみにしていてください。