上田市の新しいふるさと納税返礼品「たびふるUEDA」発表
長野県上田市は、地域創生を目指した新たな取り組みとして、ふるさと納税返礼品「たびふるUEDA」を発表しました。これは、上田市の独自の現地決済型サイト「Ticket QR」にふるさと納税の機能を組み込んだもので、2024年5月からの開始予定となっています。
「まちづくりプロジェクト」の取り組み
レッドホースコーポレーション株式会社は、上田市のふるさと納税業務のサポートを行っており、2023年度から市との連携を強化し、地域の魅力を発信しています。この取り組みは、都市計画や地域振興を目指す「まちづくりプロジェクト」の一環として位置づけられ、様々な部署と協力しながら進められています。初年度は「商品開拓」に力を入れ、続く年度は寄附額の向上を目指して特定のカテゴリーや事業者の強化を図る方針です。
この「まちづくりプロジェクト」は、上田市内の他部署との協力が不可欠であると認識されており、レッドホースコーポレーションは情報交換の機会を設けることで新しいアイデアの創出を狙っています。各部署がそれぞれの事業者と連携することで、ふるさと納税参加事業者の数を増やすことが期待されています。
「たびふるUEDA」の詳細
ふるさと納税返礼品「たびふるUEDA」は、スマートフォンアプリ「Ticket QR」を利用し、スムーズに納税手続きが可能です。利用者はアプリをダウンロードし、ふるさと納税のメニューから寄附金額を選び、決済を行います。この新たな取り組みにより、上田市には多くの観光客を呼び込むことが見込まれています。
寄附者には寄附金額の30%相当のクーポンチケットが付与され、商品購入時に使用できます。また、利用店舗は今後30~40店舗に拡大予定で、最終的には300店舗まで増加を目指しています。現在は上田城跡の近くにある上田市観光会館のみで利用可能ですが、近々新たな店舗も追加される見込みです。
今後の期待
地域のインフラを整え、観光客を迎え入れる取り組みとして評価される「たびふるUEDA」は、上田市の魅力をより多くの人々に伝える絶好の機会です。上田市は今後もこのような新しいサービスを通じて地域活性化を図り、訪れる人々に楽しい決済体験を提供していくでしょう。近年、コト消費型の返礼品が需要を集める中、この新サービスがどのように地域経済を組み立てていくのか大いに注目されます。
上田市の本取り組みを通じて、さまざまな事業者がふるさと納税参加の機会を得ることができるため、これまで返礼品提供のハードルがあった業種も積極的に参加することが期待されています。市と連携し、さらに広がりを見せるふるさと納税の取り組みにご期待ください。