コロナ時代の新しいグローバル人材育成法、オンライン海外研修の登場

新型コロナウィルスの影響で、世界中の人々が移動を制限される中、企業のグローバル化は進展を続けています。このような状況下で、企業は新たな人材育成の方法を模索する必要があります。そんな中、オンライン型の海外研修が登場しました。

この研修は、顧客企業からの要望を受けて開始されたもので、従来の海外研修に近い内容や効果を、日本に居ながらにして実現することを目的としています。実際には、世界中の多様な国籍の外国人とオンラインで接触し、ヒアリングなどを通じて実践的なビジネス課題を解決するという新たなスタイルを取り入れています。

受講者からは、この研修の効果に驚かれる声も多く、「海外研修からのグレードダウンは覚悟していたが、わずか3日間で受講生の姿勢やマインドセットが変わった」とのフィードバックが寄せられています。ここで、オンライン海外研修の特筆すべき特徴を3つご紹介します。

1. よりグローバルな環境
従来の1ヶ国での研修に比べ、参加者は世界中の様々な国の人々とやり取りをしながら学ぶことができます。異文化に触れ、多様な視点からの意見を受け取ることで、より幅広い視野を持つことができるのです。

2. 国際的なネットワークの構築
オンライン研修では、受講者同士だけでなく、ファシリテーターやゲストスピーカーとして参加する海外の専門家とのネットワーキングの機会も提供されます。
これにより、今まで縁のなかった国や業界の人々と繋がることができ、修了後のビジネスチャンスにもつながります。

3. 実際のビジネスに近いコミュニケーション
オンラインでのやり取りは、実際のビジネス環境に極めて近い形で行われます。
自宅やオフィスにいながらも、リアルタイムで多国籍のチームメンバーと共に作業を進めることが求められ、実際のビジネスに必要なスキルを感覚的に学ぶことができます。

4. リスクフリーな環境
現在のような移動リスクが高い状況でも、オンライン研修は安全に実施可能で、受講者にとっても安心な環境です。

この新しい試みは、今後の企業研修のスタンダードになる可能性を秘めています。新型コロナウィルスが教えてくれたのは、グローバルな人材育成は、物理的な国境を越えて進めることができるということ。

企業においてこのようなオンライン研修を取り入れることは、社員のキャリア形成だけでなく、企業全体の競争力を高めることにもつながるでしょう。これからの時代、見逃せない注目の施策です。