新開発された協働ロボット用連結台車「ガッチャンコ」の魅力と特長に迫る

新連結台車「ガッチャンコ」の登場

株式会社三機が、10月17日に新たに発表した「ガッチャンコ」は、高精度な位置だし機能を持つ協働ロボット用連結台車です。工場や製造現場において、短時間でロボットを接続できるこの新製品は、業務の効率化と生産性向上に寄与しています。

ガッチャンコとは？

「ガッチャンコ」は、協働ロボットを積載した台車を生産設備や工作機械に迅速に接続できる装置です。この製品は、位置再現精度が±0.004mm（4μm）という驚異的な精度を誇ります。これにより、移動した先で再度の位置だしが不要になり、設備から台車側のロボットに対して電気、エア、信号を供給できる機能も備えています。

特徴的な機能

「ガッチャンコ」には、以下の特長があります。

1. 手軽なロボット移動
台車に積載したロボットを簡単に移動させられます。25kgまでのロボットアームに対応し、主要なロボットメーカーの仕様に適合しています。

2. 即効の演技能力
接続されたらすぐにロボットが動かせるため、効率的な作業が可能です。また、設備の高さに関係なく、調整式のモデルを利用することで、異なる高さの設備にも対応できます。

3. 豊富なコントローラ置き場
各ロボットメーカーのコントローラを設置できるように設計されており、さまざまなメーカーのニーズに応えます。

4. 使いやすさの工夫
ロボット取付プレートストッパーや位置だし用Vブロックを設け、正しい接続を確実に行うことができるように配慮されています。位置確認も簡単にできる設計になっています。

「ガッチャンコ」開発の背景

三機は、2018年から協働ロボットの販売やシステムインテグレーションに努めてきました。近年、実際の業務現場では、協働ロボットの柔軟な運用が求められるようになりました。その際、位置だし精度が問題視されることが多かったため、同社はメカ式による高精度の位置だしを可能にする製品「ガッチャンコ」を開発しました。