ロボット学会での技術発表
2022-09-01 11:00:05

近接覚センサがもたらす革新技術、ロボット学会での注目発表

近接覚センサが切り拓くロボットの未来



2022年9月、東京大学本郷キャンパスで開催された第40回日本ロボット学会学術講演会にて、株式会社Thinkerの小山佳祐助教が注目の研究成果を発表しました。この講演会では、小山助教の近接覚センサを用いた新しいロボットピッキング技術に焦点が当てられ、参加者から多くの関心を集めました。

小山佳祐助教の研究内容とは?


小山助教は、大阪大学基礎工学研究科で数十年にわたって研究を進めてきた近接覚センサを用いた技術について詳しく解説しました。特に、新たに開発したピッキング技術は、Remote Center Compliance(RCC)機構との組み合わせによって、カメラを使用せずにランダムに積まれた物品のピッキングを行うものです。この技術は、従来の産業用ロボットでは難しかった課題に対して、解決策を提供するものです。

講演の具体的内容


小山助教は、9月6日に行われた自身の講演「高速・高精度近接覚センサとRCC機構を用いたビジョンセンサレスばら積みピッキング」において、技術革新の詳細を説明しました。近接覚センサは、物の周囲を確認するための新しい感覚として機能し、スムーズな動作を実現します。この研究は、ロボットの運用効率を飛躍的に高める可能性を秘めており、製造業や物流業界においても大きな影響を与えるでしょう。

Thinkerの役割と未来


Thinker社はこの技術を積極的に社会に提供することで、ロボット技術の導入を推進すると伝えています。小山助教の研究成果を基にした製品やサービスは、作業現場での効率化を支援し、多様なビジネスシーンにおいて実践されることを目指しています。特に、近接覚センサの持つ特異な能力は、今後のロボットとのコラボレーションにおいて新たな可能性を切り開くでしょう。

近接覚センサの仕組み


近接覚センサは、視覚や触覚に依存せずに対象物を認識できるセンサーで、距離と傾きを同時に測定できる特性があります。この機能は、従来の技術では実現できなかった複雑な作業を可能にし、特に繊細な動作を要求される場面で大きな力を発揮します。小山助教のチームは、AI技術と連携させることで、ロボットが現場の変化に柔軟に対応できるように設計しています。

結論


今回は、小山佳祐助教が発表した近接覚センサとその応用について紹介しました。この技術の革新は、ロボットの未来を大きく変える可能性を秘めています。Thinker社は、さらなる研究と開発を進め、より多くの作業現場での導入を目指していくでしょう。今後も、この分野の進展から目が離せません。

会社情報

会社名
株式会社Thinker
住所
大阪府大阪市中央区久太郎町4丁目1-3大阪センタービル 6F-188
電話番号

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