エイクエント、世界初のカーボンネガティブを実現し持続可能性を示す
エイクエント、世界初のカーボンネガティブを達成
アメリカのボストンを拠点とする企業、エイクエント(Aquent)は、2024年11月20日に業界初となるカーボンネガティブの達成を発表しました。この成果は、2020年からリモートワークを基本とするバーチャル・ファーストのワークモデルへ移行する際に始まった、持続可能性を追求する取り組みの集大成です。エイクエントは、米国中西部で再生可能エネルギー事業を展開し、効率的な運営を目指してきました。
サステナビリティへのコミットメント
創業者でCEOのジョン H. チュアンは、このカーボンネガティブの実現が組織全体の協力の賜物であるとし、エイクエントがサステナブルなビジネス慣行の良い実践例としての役割を果たすことが重要だと述べました。カーボンニュートラルを越えた影響を国際的に広め、他の業界でもこのような取り組みが一般的になることが求められています。
このカーボンネガティブの概念は、企業がエイクエントと提携することで、クライアントの排出量削減に貢献することを意味します。業界による持続可能性に対するニーズが高まる中、エイクエントと連携することで、顧客企業は環境パフォーマンスを向上させながら、業界内でのリーダーシップを確立できるとしています。
効率的なエネルギー使用
エイクエントは、2020年に実施したリモートワーク導入により、通勤時の炭素排出量を80%以上削減しました。その結果、スコープ2の電力と天然ガスの排出量も72%削減されました。また、非効率的なテクノロジーを改良し、クラウドストレージを持続可能な水力発電エネルギーに切り替えるなど、多方面からの取り組みが実を結びました。
さらに、2022年から2023年には、石炭依存度が高いインディアナ州やオハイオ州で6基の太陽光発電施設を展開。これにより、カーボンオフセットは500%増加し、創立以来のカーボンフットプリントをゼロにする目標が近づきました。
社会的影響とクリーンエネルギーの投資
社会・環境責任担当のクリス・バンバカスは、エイクエントが38年間のカーボンフットプリントの精算だけでなく、多くの大規模なクリーンエネルギープロジェクトに投資していく所存であると述べています。この取り組みが、クライアント企業のサプライチェーンにおいて波及効果をもたらし、持続可能な未来へと導くことが期待されています。
エイクエントは、持続可能性を重視する企業にとっての重要なパートナーとなることを目指しており、環境意識の高い顧客や投資家との信頼関係構築にも寄与しています。それは単に環境パフォーマンスの向上にとどまらず、ブランド価値をも高め、市場での競争力を強化することにもつながるのです。
まとめ
持続可能な未来を築くために必要な取り組みがエイクエントによって実現されました。その結実はただの数字ではなく、企業の行動の変化として現れつつあります。エイクエントが描く新しいビジネスモデルは、クライアントとの連携を通じて業界全体に良い影響をもたらすことが期待されています。
会社情報
- 会社名
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Aquent LLC
- 住所
- 東京都港区虎ノ門一丁目10番5号KDX虎ノ門一丁目ビル
- 電話番号
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03-6328-1600